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少年神官系勇者―異世界から帰還する―  作者: mono-zo
―異世界に行く少年―
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第104話 風呂と必須アイテム

銭湯なんかで風呂上がりに飲む牛乳系はやたら美味しいと思う(*´∀`)


「洋介聖下!それに婚約者のお二方ですな!待てども来ないので参りましたがやはりこちらでしたか!!」



大きな声でミャーゴルも驚いている


出てきたのはここの領主であるリクーマ、何度かあったことがある


ヒゲモジャに華美な装飾、少し背が低いがガッチリした体つきをしている


結構な年齢に見えるおじいちゃん、いつもどおり声が大きい



「どうも」


「ま、まずは風呂に入りましょうか?」



うん、それは思う


色んなお菓子や缶詰をあげたのだが、食べ物をあげてすぐに舐められると流石に臭かった



「はるねーちゃん、黒葉これ持っていくといいよ」


「ありがとう・・・」



お風呂に入るのだろうし牛乳石鹸とシャンプーinリンスを渡しておいた、それとバスタオル5枚ぐらい



「これは?」


「収納袋、手入る?」


「入りますけど」



それと加護もきいてるみたいだし僕の収納から小さめの収納袋を出して2人に渡した


着替えてる間に色々入れておいた袋だが旅行かばんぐらいの量しか入らない、口がそこまで大きなものではない



「中身は昼の歯ブラシとか直子おばさんや陸斗が考えた便利グッズ」



僕は加護があるからこういうのは使わないんだけどあると便利だよね?


日用品や食料、直子おばさんが作った女の子の便利グッズ?なるものに陸斗おすすめの道具もまとめられて入っている


2人は先程渡した石鹸やシャンプーを入れたり出したりして興味深そうにしている


バスタオル全部は入らなかったようだ


気の利く陸斗おすすめのアイテムもはいってるので便利なものもあるだろう


塩コショウと焼肉のたれは必須である、賞味期限は怖いけど腐りにくいらしい



10個ぐらい袋で作っておいたが徳田たちは手も入れられなかった、僕と婚姻したし使えるようになってよかった



風呂はもちろん男女別、僕はリクーマとトゥガールと入る


従者は落ち着かないから控えてもらった



「この髪用のポーションはすごいですのぉ!いつもより頭が洗えてる気がします」



リクーマは髪の毛どころか顔を含めて頭全体、首まで洗ってる


ヒゲモジャだしこの方がいいのか?



「それにしても可愛らしい婚約者ですな!儂がもう70は若かったら聖下に決闘を申し込んでいたところでしょう!」


「そっか、そういえばリクーマはそのヒゲ嫌いなんだっけ?」


「そうです!よく覚えててくれましたな!この口の上のとこなぞ食うにも邪魔なのですが剃るのが苦手でしての!しょっちゅう血まみれになります!」



リクーマは声が大きいので風呂場ではよく声が反響する


僕が入りたいって作った浴場だが結構広いからかすごく響いている



「これ使ってみる?」


「これは?なんですかの?」


「閣下、まずは私が使いましょう」


「構わん、聖下からのものだ!」



ひげそりを渡した


どうせこの屋敷に来るとわかっていたのでいくつか用意していた、トゥガールにもわたす


徳田推薦のもので一枚刃の剃刀、それと5枚刃のティージというものだ



「これは素晴らしいですの!こっちは簡単にそれますしこの変な形のは肌を切らない面白い作りで!」



僕には使い方はわからなかったがシャンプーや石鹸を使ってごっそり毛を剃り始めた、僕は体を洗い終わったのでちょっとお風呂に入る


2人が風呂に入って来る頃にはもう顔が別人のように変わっていてちょっと面白かった


お風呂を上がって体を拭くとフルーツ牛乳もどきが渡された


考案したのは僕なんだけどちょっと獣臭いし喉越しがざらつくんだよなこれ



「ふたりともこれ飲む?」


「これは?」


「フルーツ牛乳、向こうのやつ」


「「ほぉ、これが」」



瓶のタイプのフルーツ牛乳だ、いっぱい買っておいてよかった


素晴らしいガラスですねなんて言ってるが無視する


そもそもこっちはガラスに見た目の近いものはあっても多分別物、なんかこっちのって黒っぽいしすぐ割れる


他にも似たものはあるけどなんか違う


外す道具は持ってなかったのでナイフで蓋を外す



「じゃあ早速」


「閣下!まずは毒見を、おい!」


「必要ない!」


「あ、腰に手を当てて一気に飲むのが作法だからね」


「わかっております!」


「閣下どうなっても知りませんぞ・・」



ごくっ・・ごくっ・・・ごくっ・・・!


あー!!美味しい!!!


スルッと喉に入って火照った身体に冷えたフルーツ牛乳が染み渡る


お風呂の後の楽しみって行ったらこれだよね!


・・・いや炭酸や冷たいアイスも捨てがたいな



「「ぷはぁ!!!」」



最高に美味しかった、羨ましそうな顔をしてる従者やメイド達にもあげておく


風呂上がりも美味しいけどそうじゃなくてもこの美味しさはわかるはず!


従者もメイドも「この世にこんな美味しいものがあったのか」なんていいながら飲み干したガラス瓶をあがめている



「はるねーちゃんたちにも渡しておいて」



取っ手付きの寸胴鍋に氷水とフルーツ牛乳とコーヒー牛乳を入れてメイドさん達に渡しておく


流石にナイフはまずいか・・収納からなにかいいものはないかと探してやっと竹串を見つけたのでそれも渡しておいた


評価やコメントなど、風呂上がりの楽しみがある方はよろしくお願いします✨


僕は皆様に評価いただけて嬉しくて書けているまであります(*´ω`*)

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