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光と影 / 無防備

【光と影】

 元々、人付き合いは苦手だ。だから日陰で過ごすくらいが良い。そう思っていた。


 俺は友達にメッセージを送る。登校拒否中の彼女と関わりだしてから、自分の生活ので、彼女の存在が大きいことを実感する。プリントを持っていったり、一緒に勉強したり。引きこもりからの脱却のために、一緒に散歩したり。


「最近よく笑うよね、上川」


 クラスメートの一人に声をかけられ、俺は困惑する。でも、と思う。影を作るのには光が必要で。光が射さなければ、暗闇しかなくて。もし笑えているとしたら、逆に彼女が俺を照らしてくれた証拠で。


 お互いを照らす、そんな光になりたい。2人の影ができるくらいの光で。君を暗闇から攫ってしまって。




【無防備】


コクン。首がカクンと項垂れた。


「翼?」


疲れて眠ってしまったらしい。バスケの試合後にわざわざ来なくても。ブランケットを掛けてあげると、翼がバランスを崩す。


「ちょっと?」


地面に激突するんじゃ、と慌てて支えると、まるで求めるように背中に腕を回された。


「へ?」


寝息はそのままに。

光と影…第76回Twitter300字SSテーマ「影」(でも未提出作品)

文字数、299字でした。


無防備…R3.10.30参加 #深夜の真剣140字60分一本勝負

(ツイッター上のワンライ企画です)


※なろう様は140字では投稿できないので、合わせて掲載しました。

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