表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/78

流行に疎い女の子


流行に疎い女の子って、男の子の目にはどう映るんだろう。


 正直、彼は格好良い。同世代の男の子たちと見比べると、チャラチャラしていない。落ち着いているから、一見地味という印象を与えるけれど。私服のチョイスその一つ一つがオシャレだって思ってしまう。


 一方の私はどうなんだろう?

 野暮ったいって自分では思ってしまう。


 ――姉ちゃんって、センスが芋だからね。それこそ愛想を尽かされないようにしなよ?


 悪気のない弟の言葉が、やけに私の胸に突き刺さった。



「そんなことを気にしていたの?」

 彼は目を丸くして、それからクスクス笑った。

「でも、ダメだよ?」

 それから彼は、私の耳朶に甘く囁く。




「可愛くコーデするのは、俺の役目だからね」



第90回 Twitter300字SS

テーマ「流」でした。


彼と彼女が誰か、本編をお読みの方は想像しながらお読みいただけたら幸いです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ