表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/32

Op01:訓練は実践の通り、実践は訓練の通り

GM:

 では、オープニングです。

 エリルとカナがシーンプレイヤー。みんなで訓練を行うシーンですね。主に、PCのキャラと関係を確認するためのシーンです。


ユメコ:

 訓練の内容、私が決めていい?

 じゃあ、あやめさんがいることだし、『ミサイルの避け方・さばき方』ってことで。


カナ:

 ハードだなぁ……。


あやめ:

 ご要望とあればレーザーも混ぜられますが?実戦形式ということで。


エリル:

 ひぃ……避けると死んじゃう……(←スィームルグ級はリアクションするたびにリンケージがHPダメージ)


GM:

 チヘドッ!まあ、シミュレータ使うでしょうから死にはしないでしょうが。

 フィールドは、街中でいいですかね?背景画像それしか手元にないので……。


ユメコ:

 OKよ。では。

「はい、じゃあ今日も始めましょうか。今日の課題は『ミサイルの避け方・さばき方』。攻撃担当は専門家のあやめさんにお願いします。よろしくね」

 

あやめ:

「はい、ユメコ教官!」


リツカ・エリル・カナ:

『よろしくお願いしまーす!』(それぞれの口調で)


ユメコ:

「まあ、機体サイズや機動性、耐久力なんかにもよるけど……今回のメンバの場合は、『急制動』『AL粒子をうまく使う』ってとこかしら」


「まず、誘導方式がなんにせよ、ミサイルはコンマ数秒の動作には弱いから。小刻みに動く、これが基本」


カナ:

「ランダムに動くのは得意だよー!」


エリル:

「教官、アタシの機体は急制動かけるの苦手なのですが!」


ユメコ:

「そうね。エリルちゃんみたいな機体の場合だけど。1つ、ミサイルより早く動いて逃げる。1つ、弾をばらまいて遠くで爆破、衝撃をAL粒子で止める、とかかしらね」


「AL粒子をチャフみたいに囮にするのも手よ。たいていの誘導を無効化してくれるからね‥‥あ、思念で誘導されてるパターンは別だけど」


エリル:

「なるほど!」


ユメコ:

「はい、前置きはこのくらいにして、実践始めましょうか。あやめさん、よろしく」


カナ:

「じゃ、頑張ろうねエリル~」散開。


あやめ:

「わかりました!だらっしゃおらあああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 掛け声と共に大量のミサイル発射!


GM:

「lock-on!!lock-on!!break!!break!!」

 アラートが鳴り響く。


リツカ:

「よし、じゃあこっちもいくかーーおっと危ない」

 間一髪で短剣で斬り払い、装甲が弾丸をはじける。


エリル:

「うおっとぉぉぉ!わああああ!回避‥‥グフッ」急制動のG衝撃でチヘドォ。


あやめ:

「オラオラオラオラァ!!まだまだ行きますわよぉおおおおおおおおおおお!!!」

 次弾発射。さらに両手からレーザーも発射。

 

カナ:

「レーザーかぁ…敢えて近くに行くのもミサイル対策にはよさそうかなー」

 ミサイルをレーザーで焼かせたりしながら動き続けるよ。

 

ユメコ:

「3次元で動くのを意識するの。地面を走り回るのだと戦車と同じになっちゃうわ。いずれ逃げ場がなくなるわよ」


あやめ:

「まだまだぁ!!今回は撃ちまくりますわよおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 腹からミサイル・ディバイダ―!


リツカ:

「へぇ。これは、勉強になるね」

 刀を振り、衝撃波を作り出して受け止める。つい最近加入したばかりだが、こういった訓練は随分と慣れてきた様子で。

 

エリル:

「きょうかん……これ……よけてるとアタシしんじゃいます!」


ユメコ:

「エリルちゃん、ガーディアンを信じてあげて。 全部避けなくても、装甲の厚い場所で受ければダメージは減るわ」


エリル:

「は、はい……」くてぇ。


GM:

 では、そんなところでシミュレータは終了。映像と被弾記録を見ながら、反省会に移ります。

 

GM/チトセ司令:

「今日は反省会が終わっても、定期健診あるから帰っちゃだめよ」


 と、基地司令のチトセ・ウィル・ナスカが言って去っていきました。


ユメコ:

「はい、お疲れさま。身体を休めながら話を聞いてね。」

 飲み物を配るわ。


エリル:

「ありがとうございます!」

 くぴくぴ。ドリンク飲んでる姿は幼女のそれ。身体、機械だけど。


あやめ:

「どうぞ、タオルです。あと、こちらは家で作ってきたはちみつレモンです」


カナ:

「阿鼻叫喚だったねー。あ、ありがとう教官さんたち」


ユメコ:

「……。体育系のマネージャみたい。素敵ねえ」


 あたしも、もにょりながら、あやめのはちみつレモンを受け取る。


あやめ:

「あはは…妹達が部活やってるので、つい沢山作ってしまうんです……」


ユメコ:

「……。さて、総評だけど。みんな、実践レベルに達してるわ。十分生き残れるんじゃないかしら」


エリル:

「そうですか!教官にそう言っていただけてうれしいです!」


カナ:

「訓練と実戦じゃまるで違うと思うけどねー…。細かい問題はー?」


ユメコ:

「あえて言うなら、そう……『ちゃんと生き残って終える』のを意識することね」


リツカ:

「ほえー?」


ユメコ:

「ガーディアン戦では、途中で何かが尽きたら、それでおしまい。推進剤、エネルギー、本人の体力。どれもね」


「だから、ちゃんと自分と機体のリソースは自分で管理すること。今の戦場だけじゃないわ。明日は次があるかもしれないんだから」


カナ:

「なるほどー、最小限で済ませろってことだねー」


あやめ:

「私も、き、肝に銘じておきます教官…(汗)」

 私も、エリルちゃんとは別の方向で気を付けなければならない機体と言う…。


リツカ:

「最後まで気を緩めてはいけない、か。ハーイ、勉強になりますよ」

 にっこり。


エリル:

 うう、あたし生き残れるかな……。血反吐通り越して義体の循環液が……。


ユメコ:

「なお精進すること。今日は以上!」


エリル&カナ:

『ありがとうございました!』


GM:

 ではそんな感じにやいのやいのわいわいと反省会は幕を閉じる。シーン終了。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ