Cl01:勝ち取って見せる、我が鋼にかけて
GM:
では、クライマックスシーン、始めますよ。
敵は、アムリタ研究施設を背後に布陣しています。中央には指揮官機らしきヴィクラマ、大型のオーバーロード級、そしてミドル戦闘にもいたグランヴァンガードが見えますね。
GM:チトセ:
「不明ガーディアン、多数確認。アビス反応濃厚よ、気をつけて!!」
あやめ:
「やはりアビスガーディアン持ってましたわね、あの会社」
ユメコ:
「中央にオーバーロード級……おそらく、赤城さんはあの中ね」
カナ:
「……止めないとね」
GM/アムリタ社長
「お前らの所為で私の計画はご破算だ!! 覚悟しろ!!」
指揮官型ヴィクラマからヒステリックに叫ぶ声が聞こえる。
あやめ:
「はぁ? 知りませんよそんなこと」
リツカ:
「悪いことしたからじゃない?」
エリル:
「赤城先生と広瀬先生はどこですか!?」
GM/赤城玲奈:
「……賢なら無事よ」
ひどく冷静な声でモニター通信で答える玲奈。顔には血が付いている。
「……エリルちゃんも来たんだね。来て欲しくなかったなぁ、先生」
エリル:
「だって……赤城先生が、いきなりいなくなっちゃったから!」
カナ:
「赤城先生…やめてはもらえませんか?」
GM/赤城玲奈:
「カナちゃん、一応聞くけど、何をやめるのかな?」
カナ:
「もちろん、それに乗るのをです……! 私たちは広瀬先生を傷つけるつもりなんてないです!」
GM/赤城玲奈:
「そう。でも止めないよ。私はあなたたちが言ったことをやるだけ」
「何だっけ、勝ち取るんだっけ?」
「だから賢は私が勝ち取って見せるんだ、だから消えてココカラァ!!」
リツカ:
「やい先生、あなたのことは割と好きだけど。こうなったら仕方ないね」
カナ:
「なら、わかりました……」
エリル:
「ちょっと強引でも!! 私たちが!! いつもの赤城先生に!! 戻します!!!」
「勝ち取るのです! 私が!!!」」
ヴァンガード:
「さぁって……じゃ、全部ぶっこわしてもらおうか!!」
そして、敵ガーディアンたちが動き出す。
ユメコ:
「みんな、アムリタは広瀬さんや赤城さんを殺さないわ。だから、無理する必要はない。自分の命を優先して、いざとなったら撤退や脱出をすること」
「では、作戦開始!」
リツカ・あやめ・エリル・カナ
「了解!!」
GM:
では、クライマックス戦闘を開始します。この戦闘のルールはこちら。
○勝利条件
RC-07(赤城玲奈機)およびヴィクラマ指揮型(アムリタ社長機)の撃破
○敗北条件
PCの全滅
○特別ルール1
赤城玲奈は、RC-07撃破と同時に死亡する。救出には《イドゥン》が必要。
○特別ルール2
マップ上の研究施設を、(種別:覚醒)以外の範囲攻撃で巻き込むと、研究施設にダメージ。一定以上のダメージで崩落し、広瀬賢が死亡する。
○特別ルール3
チトセ司令から、<イグニッションブレイブ><レゾネイトサプライ><ナイトフォーク>を受けることができる。すべて1ラウンド1回。
ユメコ:
(データを見て)うわぁ、シールド装備型が信じがたいウットーしさね。
<割り込み+割り込み延長2><シールドガード15>に<範囲攻撃半減>まで持って、FP130って。
あやめ:
モブではないので、私の攻撃をカバーアップされてしまいます……。完全に範囲攻撃対策されていますね。
エリル:
アムリタ社長の<一斉攻撃>で砲台が先制してくるのも、やばいよ。
リツカ:
僕やユメコ教官で先にシールド装備型を落とすかい?
ユメコ:
それは、<一斉攻撃>による砲台の集中砲火を耐えることになるわ……。割り切って、初手 《ミューズ》であやめさんに敵を減らしてもらいましょう。
あやめ:
了解ですわ。
[続く]
ということで最終決戦、投稿開始です。
なかなかに難易度が高い戦闘だったので、どうしてもデータ面での会話が多くなっていますが、ご容赦を。




