表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/32

Cl01:勝ち取って見せる、我が鋼にかけて

GM:

 では、クライマックスシーン、始めますよ。

 敵は、アムリタ研究施設を背後に布陣しています。中央には指揮官機らしきヴィクラマ、大型のオーバーロード級、そしてミドル戦闘にもいたグランヴァンガードが見えますね。


GM:チトセ:

「不明ガーディアン、多数確認。アビス反応濃厚よ、気をつけて!!」


あやめ:

「やはりアビスガーディアン持ってましたわね、あの会社」


ユメコ:

「中央にオーバーロード級……おそらく、赤城さんはあの中ね」


カナ:

「……止めないとね」


GM/アムリタ社長

「お前らの所為で私の計画はご破算だ!! 覚悟しろ!!」

 指揮官型ヴィクラマからヒステリックに叫ぶ声が聞こえる。


あやめ:

「はぁ? 知りませんよそんなこと」


リツカ:

「悪いことしたからじゃない?」


エリル:

「赤城先生と広瀬先生はどこですか!?」


GM/赤城玲奈:

「……賢なら無事よ」

 ひどく冷静な声でモニター通信で答える玲奈。顔には血が付いている。


「……エリルちゃんも来たんだね。来て欲しくなかったなぁ、先生」


エリル:

「だって……赤城先生が、いきなりいなくなっちゃったから!」


カナ:

「赤城先生…やめてはもらえませんか?」


GM/赤城玲奈:

「カナちゃん、一応聞くけど、何をやめるのかな?」


カナ:

「もちろん、それに乗るのをです……! 私たちは広瀬先生を傷つけるつもりなんてないです!」


GM/赤城玲奈:

「そう。でも止めないよ。私はあなたたちが言ったことをやるだけ」


「何だっけ、勝ち取るんだっけ?」


「だから賢は私が勝ち取って見せるんだ、だから消えてココカラァ!!」


リツカ:

「やい先生、あなたのことは割と好きだけど。こうなったら仕方ないね」


カナ:

「なら、わかりました……」


エリル:

「ちょっと強引でも!! 私たちが!! いつもの赤城先生に!! 戻します!!!」


「勝ち取るのです! 私が!!!」」


ヴァンガード:

「さぁって……じゃ、全部ぶっこわしてもらおうか!!」

 そして、敵ガーディアンたちが動き出す。


ユメコ:

「みんな、アムリタは広瀬さんや赤城さんを殺さないわ。だから、無理する必要はない。自分の命を優先して、いざとなったら撤退や脱出をすること」


「では、作戦開始!」


リツカ・あやめ・エリル・カナ

「了解!!」


GM:

 では、クライマックス戦闘を開始します。この戦闘のルールはこちら。


○勝利条件

 RC-07(赤城玲奈機)およびヴィクラマ指揮型(アムリタ社長機)の撃破


○敗北条件

 PCの全滅


○特別ルール1

 赤城玲奈は、RC-07撃破と同時に死亡する。救出には《イドゥン》が必要。


○特別ルール2

 マップ上の研究施設を、(種別:覚醒)以外の範囲攻撃で巻き込むと、研究施設にダメージ。一定以上のダメージで崩落し、広瀬賢が死亡する。


○特別ルール3

 チトセ司令から、<イグニッションブレイブ><レゾネイトサプライ><ナイトフォーク>を受けることができる。すべて1ラウンド1回。


挿絵(By みてみん)


ユメコ:

 (データを見て)うわぁ、シールド装備型が信じがたいウットーしさね。

 <割り込み+割り込み延長2><シールドガード15>に<範囲攻撃半減>まで持って、FP130って。


あやめ:

 モブではないので、私の攻撃をカバーアップされてしまいます……。完全に範囲攻撃対策されていますね。


エリル:

 アムリタ社長の<一斉攻撃>で砲台が先制してくるのも、やばいよ。


リツカ:

 僕やユメコ教官で先にシールド装備型を落とすかい?


ユメコ:

 それは、<一斉攻撃>による砲台の集中砲火を耐えることになるわ……。割り切って、初手 《ミューズ》であやめさんに敵を減らしてもらいましょう。


あやめ:

 了解ですわ。


[続く]

 ということで最終決戦、投稿開始です。

 なかなかに難易度が高い戦闘だったので、どうしてもデータ面での会話が多くなっていますが、ご容赦を。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ