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Md10:必ずアナタを守るから

GM:

 ではマスターシーンに行くぞオラー!

 あ、ちなみに皆さんに質問。アムリタ現社長、殴りたい?


あやめ:

 当然。


カナ:

 あたぼうよ。


リツカ:

 社長は悪者だからね。


GM:

 OK。ではその想定で。

 暗くて狭い地下室のような場所、そこに二人の男女が座っていた。

 男の方は拘束され、女の方は戦闘服に身を彼に寄り添っている。


GM/広瀬賢:

「赤城さん、どうしてこんなことを……」


GM/赤城玲奈:

「ごめん……でも、賢をだれにも盗られたくなかったんだ……」

 その雰囲気は、明るく理知的な"赤城先生"から一変している。


挿絵(By みてみん)


GM/広瀬賢:

「………赤城さん、あなたは」

 彼の発言を妨げるように部屋の扉が大きく開け放たれた。


GM/ヴァンガード:

「よう! ご機嫌いかがかなぁ? って、まぁいいわけねぇか」


「しっかし、こんくらいで進退きわまって俺たちに援助求めるとか、ここの社長も大したこたねぇな」

 ゲラゲラと笑う。


「嬢ちゃん出番だぜ。嬢ちゃんの憎い憎いあの女が、もうすぐこっちに来るってよ。わざわざ機体まで用意したんだ、役に立ってくれや」


GM/赤城玲奈:

「分かった。これが終わったらゆっくり話そうね、賢」

 ニコリと笑いかけ、そっと広瀬に触れてから立ち上がる。


GM/ヴァンガード:

「ああそーそー、アムリタの社長さんも出てもらうことにしたぜ。ま、弾避けくらいにゃなるだろ。嫌いなんだろ? よかったな」


GM/広瀬:

「赤城さん! こんなことはもうやめ……グッ!!」

 ヴァンガードが広瀬の顔を蹴り飛ばす。その勢いで思い切り床に叩き付けられる。


エリル:

 OK、ヴァンガード安定の外道。


GM/赤城玲奈:

「賢! ちょっとやめて!!」

 ヴァンガードの脚を払い除ける。飛び散った広瀬の血が彼女にかかった。


GM/ヴァンガード

「嬢ちゃんも忘れんなよ。そいつは、あんたを動かすための『燃料』なんだってことをな」

 そういって、ヴァンガードは部屋から出て行く。遠くからヒステリックに叫ぶ中年の声と、それをなだめるヴァンガードの声が聞こえる。


GM/赤城玲奈:

「ごめんね、ごめんね……もうこんな事させないから……ずっとずっと守るから……」

 広瀬は頭を打って気絶したようで、返事をしない。赤城玲奈がそっと広瀬を抱きしめながら声をかけて、シーンエンド。

 では、次回クライマックス!

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