第一章登場分用語集
・フェウバ
Felnba Ohrim.
すっぱあまい果実。1個1イテルフ(約25円)なので、おやつ感覚で買っていく人が多い……ものの、それは富裕層に限られ、作中のシュペルのような最貧困層では、たった1個のフェウバでさえオアシスのようなものに思えてしまうのだ。ちなみに、野菜とも合う。
大きさはイチゴのあまおうを想定してください。味はトマト
・フェアラカヘ=ティエセフィネ
Faeraqae=Tyesephine.
地球、現代日本でいうところの「カウンセリングルーム」。クィアでは1ヘクタールごとに1軒は必ずあることから、「警察よりも身近」などと揶揄されることがある。正式名称のままだと記述の際も口述の際も不便なため、単にフェアラカヘ(これは「手を握る」「接する」ことを意味する。動詞ではない)と略されることが多い。
・キェーン
Kyene.
鳥類。主に肉のために養殖されていた。クィアでは卵としての利用は少ない(皆、即物的だから)。
・バイシューヘ
Bysheve.
おさかな。生前のクレイフェンの好物なので、よく食卓に出されていた。セキラは味がわからないが、クレイフェンを演じるために食べていたという。気が付いたら、漁獲量減少の報道を聞いて心を痛めるぐらいに好きになっていた模様。
・霊体人間
レッテンスパイン史実シリーズでは基本的に用語説明以外で横文字を使わないようにしているため、横文字である「アストラル」ではなく、この表記。
まだ生まれたことがないもの(死産の胎児)や、周りに認知されるぐらいの空想の、母親もしくは創造者が死を迎えた際に、その死体から生まれ出るもの。自分の死体には宿れないため、必然的に自分以外の死体を探さなければならず、探せなければ酸欠で死ぬ。なお、宿る対象は人形でもよい。自分の思う自分の形と合致するならば問題なく動くことができる。
食事自体は基本不要で、「この肉体を成長させたい」だとか「人間を装いたい」だとかの理由で摂食をする者が多い。
知っておいて損はない概念リスト
・カウンセリング
・セラピー(特に、その語源)
・エナジーヴァンパイア(最も、ラヴァッセは物質的にも「搾取」しているが)