表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お亀さんのお宿へどうぞ~!

作者: 七瀬



むかしむかしからのこの場所では言い伝えがあって、、、。

ある海辺には特別なお亀さんがいるとか、、、?


このお亀さんを助けると、、、!

海の中にある大きなお宿に泊まらせてくれると言う話が

ネットの記事になっていた!


僕は、この記事に途轍もなく興味を持ってしまった! 

早速、僕は記事の場所に向かう事にした。



記事に書かれていた海辺に着くと、、、?

僕は聞き込みを始める事にした。


『すみません! ネットの記事でここの海辺に特別なお亀さんがいて

そのお亀さんに特別な言葉を言うと、、、? 海の中にあるお宿に泊まら

せてもらえるとか、、、?』

『あぁ~そうだよ! ここの海辺でそのお亀さんがいたと言う昔話を聞い

た事があるが、俺は、ここに60年住んでいるが、、、見たことはないな!』

『...そうですか、でも本当にいますかね、、、?』

『さあな~ ただ、最近またそのお亀さんを見た奴がいたらしいよ~!』

『えぇ!? 本当ですか?』

『あぁ、そいつに聞いてみるといいよ! そいつはそこの【義夫】と名前で

今なら、家に居るんじゃないかな、、、?』

『あ.ありがとうございます!!!』



そしてその【義夫】と言う人の家に着いた!


『すみませーんー! 誰かいますか? すみませーんー!』

『誰だ? こんな時間に、、、?』

『すみません! あなたですか? お亀さんを見たと言うのは、、、?』

『あぁ、誰かに聞いたのか?』

『はい! いつ見たのか? 詳しく教えてくれませんか、、、?』

『あれは、、、確か? 10日前だったかな、、、? 朝オレが海辺に

いたら、、、? 突然! 今まで見たことがない! 黄金色の亀がいてな!

オレが亀に言ったんだよ! “そこで何してるんだ?” そしたら、、、?

亀がよ~ オラの背中に乗れ! みたいに言われた感じだったが、オレは

やる事もあったから、首を左右にふったら、、、? 海の中に消えて行って

しまったんだよ~!』

『そうなんですか! 本当にいるんですね? お亀さん!!!』

『あぁ、いるよ! 黄金色で綺麗な亀だったよ~!』

『ありがとうございます! 僕も会ってみたい!』

『運が良ければ会えるかもな~』

『そうですね!』



証言が取れた! 義夫さんは本当にそのお亀さんを見たらしい!

しかも、、、黄金色の亀。


僕はここにお亀さんと会えるまで住みつく事にした。

ホテルじゃなく、住める場所を探す事にしたのだ!




毎日毎日、僕は海辺に行きお亀さんと会えないか見に行った。

ここの人たちとも仲良くなって、お亀さんの情報もたくさん増えたが

やっぱり、なかなか会うことが出来ないでいた...。



...でもそんな僕にもチャンス到来!!!

来た! お亀さんが海辺にいたのである!

僕はお亀さんに話しかけた!


『そこで何してるんだい?』


お亀さんは僕に背中に乗りなよと言っているように感じた!

僕は首を縦に振り、【うん】の頷いた。


お亀さんは、僕においでと手をゆっくりバタバタとさせた。

僕が恐る恐る、お亀さんに近づきお亀さんの背中に乗ると、、、?


お亀さんは僕を乗せて海の中へ。

不思議な事に、海の中なのに息も出来た。


そのまま、海の底へ底へ沈んでいくと、、、?

大きなお宿が見えた!

そこには、綺麗な女性たちが僕をお出迎えしてくれた。


【竜宮お宿】と書かれていた!


『いらっしゃいませ~ うちの亀に【そこで何してるんだい?】と聞いて

くれたとか、、、! これは【合言葉】ですよ! 好きなだけ! ここに

泊まって行ってくださいねぇ~!』

『はい! お言葉に甘えて!』




それから何日も、ここの竜宮お宿に泊まらせてもらって、何て綺麗な竜宮

の女将や仲居さんが僕をもてなしてくれて、、、!


『お酒をお注ぎしますよ~』

『私は団扇を仰ぎましょう~』

『とってもステキなお方!』

『いやいや? そうでもないですよ~』


ここはまるで僕にとって天国だった!






ただもう既に人間界では、100年経っていたのですが、、、。

彼は既に枯れ葉てていました。


寿命は終わり、もう後戻りできないところにいたのです!



『彼はこの先も、竜宮お宿で天国を味わうのでしょう。』




最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ