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ハチ

とりあえず黙ってイグシに付いていく、何か言っても得策ではないだろう。そして5分程歩くと柱の立ち並ぶ広間に出た、その中央にはラ○ュタに出てきそうな青い水晶が浮かんでいた


「あれは吸魔石といってな、名前の通り周辺の魔力を吸い取る石なんだ。そうは言っても効果は薄いんだが訓練場の地下に置く事で負荷を高めてるんだ。魔力に耐性の無いお前があの側に座ってればそれだけで魔力に負荷が掛かるからいい経験になる、つまり経験値が入るという事だ。ただ魔力が無くなってくると気分が悪くなったり眠気が襲ったりするが耐えるんだぞ、まさしく寝たら死ぬぞって奴だな」

「いや、それシャレにならないじゃないですか。というか街中に置いといて大丈夫なんですか?」


イグシは快活に笑っているが死んではどうしようもない、それに今ここに居て大丈夫なのか


「その辺は大丈夫だ、お前と違ってこの世界の奴らは生まれつき魔力値が高いからな、この程度じゃ問題ないさ。それとどうしても眠気が抑えられなくなったらこいつを口に含めば多少マシになるぞ」

「はぁ、これはなんですか?」


そう言いながらイグシは小さな黒い木の実のようなものを出してきた


「これはアミロユクの実と言って噛んでると魔力がごく僅かに回復する実だ、魔力回復のポーションの材料にもなっていて結構高いんだぞ?」

「ありがとうございます、返す予定は一切ありませんからね」


受け取り軽く肩を竦めて答えるとイグシは再び快活に笑い答えた


「そりゃあこっちに来て間もないからな、むしろあてがある方がおかしいだろ。それじゃあ時間になったら戻るからその下で黙って座ってな」

「あ、わかりました」


そう言いながらイグシは外へと戻っていった。さて、大分時間もあるしアイテムを色々鑑定して見るか。

まずはマントからだな


ーーー

名称:マスターのマント

説明:マスター特製のマント、あらゆる環境に対応することが可能になる


効果:温熱環境適応EX 冷感環境適応EX

ーーー


イグシのと全く同じか、この服はどうだ


ーーー

名称:マスターの服

説明:マスター特製の服、普通の服

ーーー


…まぁこんなもんだよな普通、ズボンと靴はどうだろうか


ーーー

名称:マスターのズボン

説明:マスター特製のズボン、普通のズボン

ーーー


ーーー

名称:マスターの靴

説明:マスター特製の靴、軽くて頑丈


効果:敏捷力UP 地形適応【小】

ーーー


ふむ、靴には効果があるのか。効果があるものと無いものの基準がよくわからんな、このナイフは…


ーーー

名称:マスターのナイフ Lv1

説明:マスター特製のナイフ、加工が簡単でそこそこ丈夫な素材でできている


効果:レベルアップ

ーーー


これは…妙な効果が付いてるな、どういう効果なんだ?現れた画面のレベルアップの文字をタッチすると詳細が出て来た


ーーー

名称:レベルアップ

効果:この武器で相手を倒すと武器はレベルアップする

ーーー


想像通りの効果だがなるほど、成長する武器か、なかなか使い応えがありそうだ。鞘の方も一応見るか


ーーー

名称:マスターナイフの鞘

説明:マスターのナイフを入れるマスター特製の鞘、これにマスターのナイフを納めるとどんなに破損していても1日以内に修復される


効果:形状適応 修復

ーーー


随分と親切な設計だ、これなら刃こぼれしても問題ないな。これらは全員についてくる物なのだろうか

考えているとぼんやりと意識が遠のく感覚を感じ取った、どうやら本当に魔力が削られているようだ。イグシから貰った木の実を口に含みそれをガムのように噛みながら退屈を堪え過ごした

名前/井坂修 Lv/5


生命力/6 筋力/6 技術/7

体力/8 防御力/3 知能/6

記憶力/6 魔力/94 ??/0


スキル/鑑定


ーーーメモーーー

レベルアップする際に上昇する総合ステータス量は種族により違う。人間の場合は20〜30程だが、個体差があり中には一度のレベルアップで全ステータスを100以上上げる者もいるらしい


経験値は全てがステータスに振られるわけではなくスキルにも経験値が振られる場合がある、スキルに経験値が振られると当然レベルアップは遅くなる

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