設定で困ってる人へ
※「設定困ってる人はこれで ―書き方講座―」
の文を移動させたものです
■ここでは設定を次のように勝手に決めます
設定:書いたらキャンセルされるまで残る情報
■例1
リーゼントのアンダーソンが怒鳴る。
「貴様ァッ!」
怒りで荒ぶり顔から転倒。リーゼントがプレス成形された。
●
■解説
・リーゼントのアンダーソンが怒鳴る。
このままだと「リーゼントのアンダーソン」の状態
・怒りで荒ぶり顔から転倒。リーゼントがプレス成形された。
これが設定をキャンセルする文
再設定もしました
「リーゼントのアンダーソン」はキャンセル
これで「プレス成形されたリーゼントのアンダーソン」になりました
・●
この記号でシーン終了
全設定をキャンセルです
■考察
「設定が増える」=「書いたらキャンセルされるまで残る情報が増える」
読者に限らず、作者自身も情報を処理する負荷が増えます
適量が大事
設定をキャンセルしないと変なことになります
例えばこんな感じ
■例2
トムが学校の廊下を走ってきた。売店の前で急ブレーキ。
「焼きそばパン!」
「あいよ」
売店のおばちゃんがお金と引き替えに焼きそばパンを渡した。トムはその場で開封。焼きそばパンの食べカスが家の布団に散らばった。●
■解説
突然の布団
■考察
キャンセルができると次が綺麗に決まります
・設定の上書き
・時間と空間を超える
……など
例2を上手くやれば、移動シーンをカットして学校から家に自然に移動できます
さらに綺麗に決まると、こんなこともできます
・イベントで主人公覚醒
・面白いシーンを狙い撃ちして書ける
……など
●まとめ
・設定は読者と作者が扱える量にする