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仮想世界トップのゲーマー、軍師に転生してチート無双します  作者: 宇田十馬
第1章 軍師に転生してチート無双します!
11/16

突撃のお時間だよ!

お、俺たちも行くんですか?!


当然だろう?俺が一番信頼する部下たちだからな!


アルトとエディンの2名は魔力皆無の俺なみに魔力量がすくなく、感知されないことが絶対条件の潜入作戦を指揮する人材にもってこいだと判断。この特殊作戦には他に50名が選抜された。彼らの最重要目標は敵司令部の爆破によるゴーレム破壊だ。

あれだけ巨大なゴーレムであれば、動かせるエルフは限られており、動かしている間は術者は動けなくなるため、まず間違いなく司令部にいるはず。もし、爆弾が余ったらそれらを使って敵陣を混乱させる予定。

今回のミッションで使用する爆弾は特別製で、爆発すると数千個の豆鉄球が辺りに飛び散る対人使用になってる。


昼過ぎには濁流も収まり、空が曇ってきた。

敵軍は体制を建て直すためゴーレムによる定期的な投石以外目立った攻撃はないが、損害が出る以上これを無視はすることできない。


頼んだぞお前ら!


わかりましたよ!成功したら何か奢って下さいね!


わかった。グラス大のビールを好きなだけ奢ってやる!


アルトとエディン率いる52名の特殊作戦部隊は白い衣服に泥と草を塗り、自然色に溶け込みながら敵軍陣地を目指し、上流8キロ地点まで北上、日暮れとともに川を渡った。

直線で1キロの道のりを実に20キロ近い大回りをしてバレぬよう敵陣に潜入していった。


日が落ちると我々本隊は潜入部隊を援護するため、作戦開始時刻の30分前から大きな松明を土手沿いに灯し、大規模夜襲の準備を演じた。


これにエルフ側は即座に反応し、ゴーレムで投石攻撃を開始。狙いどおりだ。これで敵の術者はゴーレムを動かすのに集中して動けなくなる。


~エルフ陣地の茂み~


アルト「ゴーレムが動いたぞ!俺たちは敵司令部へ」

エディン「よしこっちは敵の撹乱だ!司令部爆破を合図に、敵の物資を焼くぞ!」


アルトとエディンたちは二手に別れ、作戦を開始した。


~エルフ司令部~


そうだ!そこに投石しろ!

何だ当たらんではないか!

2投目に賭けたのに!


おい見ろ!戦場で青い髪をした女が湯浴みをしてるぞ!!!

そんな馬鹿な!双眼鏡を貸せ!


本当だ!おい魔道師!あの女に石をぶちあてろ!一撃で当てたら褒美をくれてやる!


(こいつらゴーレムの投石で賭事をしてやがる)

アルトはエルフ司令部の横断幕外側に配置した爆弾の導線に点火し、その場を急いで離れた。


ゴーレムが投石の姿勢を取った瞬間、司令部は爆発。散弾のシャワーがそこにいたエルフたちを細かく切り裂いた。


エディンたちは爆発音を聞くと、草むらから身を起こし敵の物資を貯蔵するテントに向け手のひらサイズの炸裂弾を投擲。


次々と起こる爆発にエルフ陣地は大混乱を起こし、横断幕やテント、ランタン用の油に炎が引火した。敵陣が炎上するのを確認。

「よーし!遊撃隊突撃準備!!」

足の早さに自信がある選抜された兵900人が三列横隊になり、配置につく。


アルトとエディンたちが無事脱出した事を敵陣から少し離れたところで上がる炎と狼煙で確認後、突撃を命令!

「よーし!全隊前進!駆け足!」

ドンドコドンドコドンンドコドコココココ

太鼓の音に会わせて横一列の横隊が一斉に駆け出す。


ドンドコドンドココココココ、「止めろ!!」ピタッ!

太鼓の音が止まり兵も音にあわせ止まる。


「一列目目標敵陣の炎!撃てぃ!」

ズドドドドトン!!!

「交代!二列目目標同じ!撃てぃ!」

ズドドドドトン!!!

「交代!三列目撃てぃ!」

ズドドドドトン!!!

ズドドドドトン!!!ズドドドドトン!!!

「辞め!撃ち方やめ!!」

エルフたちは陣地の爆発と遊撃隊の連続射撃を受け完全に戦意を喪失、丘上の陣地は炎上したまま放棄され全て焼失した。


我々は丘上を占拠した。翌朝ここから10キロ離れた平原にエルフ軍残党の再集結を確認。昨日から続く戦闘でおおよその脱走兵と戦死者数が割り出され、残存兵力は1万5千ほどと推察された。


対岸に残っていたエリゼ少将と2100人の団員も渡河し、エリゼ指揮下の3000名は全て丘上に終結した。


「少将、今回の勝利はオーデル川の地形を活用した防衛戦術。そして、アルトとエディン率いる特殊部隊の活躍による功績が主な勝因です。」


「ふむ、で何が言いたい」


「はい。川を防衛線として活用するのは大変有効でした。しかし、川向こうの陣地からではこの丘が邪魔で、今敵が集まっている平原を見渡すことができません!」


「つまり君は丘を砦にし、川の陣地は最終防衛ラインにすべきだと言うことか。よし、わかった許可しよう」


「は!ありがとうございます!早速計画を練り実行の段取りを整えておきます!」


「うむ、任せた」


この丘を要塞化すれば、トレビシェットや鉄砲を高い位置から発射することになる。そうすれば丘の高さに比例して、射程は伸び、より遠くへ弾を飛ばすことができる。


フランスの偉大な革命家であり砲兵科のナポレオンを真似しただけだが、この世界では革新的な戦術だ。


案を纏めた書類は直ぐに認可の判が押され、工兵たちが近くの木々を材料に丘を囲む即席の策と壁を造り始めた。

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