序
これは江戸時代に武士の息子として生まれた男児の話。男児は毎日いじめられていた。だから復讐を誓った。その復讐とは代々受け継がれているアイツを呼び起こしやつらにぶつける。そんな復讐物語
今は少なくとも俺は大気とでも名乗るのがいいな。なぜなら空気通り越して空間そのものと合致したからな。君は俺が何を言ってるか分からないだろう。
教えよう!俺は今人から煙たがられ見事に孤立、存在感がなくまさに空気。いい意味で言えば一匹狼って状況だ。
そんな状況下で江戸の寺子屋に毎朝畦道に無造作に生えた雑草や小枝を踏み躙りながら通っているという訳だ。無論小屋内でも近づいて来るものなんていない。いやもしや俺の体に妖気が漂っており大蛇に変身してしまうのではと皆が恐れているから近づかないのではないだろうか、。なんてな、こんな妄想劇を展開させるぐらい俺の心は干からびてしまっているのかと実感する。まるで干し茄子のように。 そろそろ大気じゃなく本当の名前を教えておこう。俺の名前は那覇茄子蔵と言う。那覇茄子(干からびた)蔵でもいいと思っているのだ。むしろ誇らしい。
この寺子屋では年齢問わず様々な人達がいる。主に読み書きや礼儀作法、算術を学ぶ。そしてもちろん上下関係があり、皆より早く入門した人は古参、遅く入門した人は新参と呼ばれる。そして寺子達(生徒)と約7時間の授業を終え、下校するのだが授業を終えた後に待っている毎日抱えている問題がある。
「おい。俺らの荷物はよ持てよ」聞いた瞬間に冷や汗が飛び出るが、緊迫した冷たい空気で凍りつく。古参のやつらだ。
「黙るなや。それ俺の家の前に置いとけよ。」
古参の奴らには悪いが今日はもう無賃の飛脚になるつもりは無い。なんでかって?俺は決心したからな、"あいつ"を呼び起こす事を。だから対する俺の答えは言うまでもない。
「すみませんね。もう、」
「喋んな。匂うんや」
「お荷物こちらでしょうか」
「せや。早よ行け」
俺は脳が仕事しなくなり、言葉だけが全力疾走で突っ走っていた。でもな、無賃飛脚の次回予告はもうないぞ。2度とこんなカスな活動なんてしない。そしてあいつらに復讐してやる。待っておけよ。
気が向いたらまた書く




