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境界線を飛び越えて
黄色いブロックで阻まれて
ゆったりと時間だけが過ぎて
遠くに聞こえる踏切が
私の心をざわつかせる
通過を知らせる無機質な声
鼓膜を揺さぶる群衆の声
鉄の箱が迫る境界線
私の心は揺れている
ふわふわと揺れている
すべてがゆっくりと遠のいて
音が靄のように籠もって
時計の音だけがする
頭が重い
目の奥が痛い
ゆっくりと足が軽くなってゆく
群衆の声は遠く後ろへ
ふっと一番軽くなる
世界で一番軽くなる
私はその境界を越えて
世界の鎖を飛び越えて
きっと私は星になる
こんなに軽いのだから
宇宙までだって一瞬だ




