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7話、大人たちの話し合い

☆主人公の父視点


今日は息子が、とんでもない話をしだした。おにぎりの大きさを変えられると言う。そんなわけない。私も小さい頃、色々と試した。テレビで見る大魔法使いに憧れて、そりゃ色々とやった。でもできなかった。


私の土魔法は、1回に大体一握りの土を出す。それだけだ。年齢にあわせてMPも増えてきたが、全MPを使って植木鉢2つ分くらいだ。いっぱいにするには、何度も魔法を唱えなければならない。


1度にたくさん出すなんてことはできない。

息子から話を聞いた後で、私もたくさん出せるかと試してみたが、やっぱり出せなかった。


何がどうなってるんだ?


息子が言うには、ふとっちょこと小林拓海(コバヤシ タクミ)君は、火柱まで出せるそうだ。確認がいる。


小林拓海君の家で、お父さんに説明して、拓海君に実際に庭で見せてもらった。とんでもない火柱だった。

拓海君のお父さんも唖然としていたが、黙っていたことで拓海君を一喝するとすぐ、私の方を見て言った。

「どうすればいいんですかね?」

「明日、話し合いを持ちましょう。うちの息子のおにぎりのせいだと思うので、食べている全員、、、は難しいからとりあえず、私とお父さんと、仲良しの谷口さんのとこと、学校の先生かな、4人で。急ぎなので、有無を言わさず明日の晩にでも集まってもらいましょう。」

「そうですね。連絡はお願いしても?。」

「ええ。」



うちの地区の公民館を借りて、話し合いを行うことにした。妻にはお酒と食事を急遽頼んだ。妻に持ってきてもらった。

はじめに私と妻が、次に小林さん、谷口さんのお父さん、学校の先生と皆が集まった。公民館の2階で(1階には台所がある)皆が適当に座卓用の長机を2つを組み合わせたまわりに座った。テーブルにはオードブルとお酒が置いてある。



「まずは急に集まってもらってすみません。今日は息子のおにぎりについてと、そこから起こっている問題(・・)について、意見が欲しくて。お正月というのに申し訳ない。」

良佑(リョウスケ)君のお父さん。まぁまぁそんなにかしこまらないでください。よっぽどの事情がおありなんでしょう?」

先生が言った。

「えぇ。先生にはお休みだというのに本当に申し訳ない。まずはこれを見てほしい。」

そう言って私は、小林拓海君が火柱を出す動画を先生と谷口さんに見せた。


「「えっ」」


2人は声を出して、一目で分かる程に狼狽しだした。

「な、な、なんですかこれは。」

「そちらの小林さんのお子さんが、伝説レベルの魔法使いになっているという証拠です。そしておそらく、谷口さんの娘さんも近いうちに同じような魔法使いになるでしょう。もしかしたら、クラスの全員がそうなるかも知れない。」

そう言われて先生が慌てて聞いた。

「な、な、な、なぜです? というか拓海君の話をどうして野津さんが?」


「原因がおそらく、私の息子のおにぎりにあるからです。息子の出すおにぎりは、1つ食べる毎にMPを1増やします。MPを消費していない時に食べると、総MPを1あげてしまうという不思議なおにぎりです。大きい方のおにぎりも検証しましたが、こちらはそのサイズに見合った上昇でした。1つを半分に割って食べると、おそらく0、5の上昇です。ステータスチェックでは分かりませんでしたが、もう半分を食べると1あがりましたから。ステータスに反映されるのは1単位のようです。」


「そんなことが、、、。つまり給食でクラスの子が良佑君のおにぎりを食べているから、MPがどんどん上昇していると、、、。」

「えぇ。谷口さんのところは、私の息子が仲良くさせていただいていて、おにぎりを他の子よりも食べているので、おそらくもうすぐで魔法が進化するはずです。」

その言葉を聞いて谷口さんがはじめて口を開いた。

「魔法が進化?」

「はい。これはおそらくですが、総MPが100をこえると、イメージした魔法が少しずつ使えるようになります。なぜかは分かりませんが。私も先日までは総MPが60ほどだったのですが、息子のおにぎりで少しずつあがっていて、昨日から無理やりおにぎりを20個程の食べて100まであげました。それまでは普通の土魔法しか使えず、一握りの土を出せるだけでしたが、今は色々とできます。見ててください。」


私はそう言うと、テーブルの上の灰皿を自分の方に寄せて、手をかざした。

「タワー」

私の言葉に合わせて、灰皿の真ん中に高さ20センチメートル程の東京タワーみたいなものが現れた。


「出す土の量を増やすこともできました。土の形を変えることもできました。まだまだ検証は不十分ですが、こういったことになります。おそらくクラスの全員が。もっと言えば、拓海君に関しては既に総MPが1000をこえているそうです。」


先生は驚愕と狼狽を器用に混ぜ合わせたような顔で話す。

「な、な、なにをどうしたら、、、。そのレベルの魔法なんて使えたら、危険ですよね、、、。いや、なんでもできてしまいそうだ。だめだだめだ。10歳の子達が持つには力が大きすぎる。いたずらしただけで、人の命を奪ってしまう。」


「とりあえず食べましょうか。私達は運がいいことに、拓海君はとっても優しい男の子だから、誰かを傷つけるのに使ったりはしないでしょう。私の息子は、、、まぁおにぎりしか出せませんしね。とりあえずオードブルでもつまみながら飲みませんか? リラックスすると良いアイディアが出るかも知れませんし。」


☆主人公視点


結果、学校の皆におにぎりを食べさせるのは禁止になった。建前では、給食センターで作られた、ちゃんと安全管理されてるものしか学校では食べてはいけない、とのことだった。


しかし、俺とふとっちょとりおちゃんだけは、こっそりと食べ続けた。

我が家の父母もなんだかんだ食べている。たぶん魔法を使えるのが楽しくなったんだと思う。

読んでくれてる人、ありがとうございます。

たまにはもっと狂った話が書きたいので、次ははちゃめちゃにしたい! できるだろうか僕の筆力で、、、。

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