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【白銀の黒帝:3】迷宮都市でのお仕事  作者: 八木恵
3章:迷宮都市編
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食堂へ引っ越し

引っ越し当日、俺とリンは食堂の奥にある2階に案内された。


食堂の奥は左が住居スペースとなっていて、2階へは外階段から上がる。  

屋根があり雨よけになっている。 下の階がボブとライラのリビング兼寝室と浴室だ。

向かいにも建物があり、1階が事務所と応接、地下へ続く階段もあり食料庫となっている。 冷蔵魔道具で整備されていて冷蔵保存が必要な肉、魚、エールがストックされている。

厨房にもあるが、作る分だけ移動しているとの事。


そう言えば、市販の魔道具を見た事ってなかった。 たぶん、この数百年で人間社会の魔道具関連は、きっと画期的に進歩したと思う。


そして、2階の部屋の間取は、リビングに簡易キッチンがあり、その他は洗面所と浴室、トイレの他に広々とした寝室と子供部屋だ。 各部屋窓があり日差しが入るようになっていた。


ライラがこの部屋については、自由にしていいし、家具も好きにしていいといわれる。 食事は、基本食堂で食べるとの事。  自分達が入る事もないから安心してほしいとライラがリンに説明していた。


俺たちは、ライラが居なくなった後、早速部屋を改造及び拡張していった。

リビングのソファーを変え、テーブルも変える。 俺用の1人掛けソファとサイドテーブルを配置。 もちろん本棚もおく。 寝室のベットの配置をかえる。 クローゼットも変えて、寝室にはもう1つ俺の作業部屋とリンの裁縫部屋を作る。 俺の作業部屋には、本棚を設置し、俺だけの快適空間を作る。


子供部屋は遊技場にし、更に拡張し訓練場と射的場を作る。 寝室と遊技場のみ俺たちしか入れないようににし、その他はライラとボブのみ侵入可能にした。 不自然にしないためだ。 そして、部屋全体に防音、盗聴防止などの結界をはっていく。


寝室の脇にサイドテーブルを置き、魔方陣を設置した。 それから、俺は片耳イヤホンを付ける。


「俺だけど。 ダンジョン課か? 一応拠点できたわ。 ... あー、 魔方陣設置しといた。 暇つぶしだしな。 活動は夜中にしてくれ。。。 へー、それで転移すりゃ、直接その階層に移動できるんだな。 あー、腕輪は2つだ。 来たらまた連絡する。」と独り言をいっているようにも聞こえる会話をした。


「繋がったのか?」と聞かれ、俺はタバコに火をつけて一服する。

「ああ、無事つながったわ。 むこうは魔界にいるのにな。 結構ジルと会話してたのと同じ感じだった。 会話中は、結構魔力とられるがな。  んで、この後、転送魔法陣に腕輪が送られてくるらしい。 それつけて魔力こめれば、ダンジョンの間引いてほしい階層へ転移できるんだってよ。 この前は座標のみの連絡だったのにな。 まぁ、俺たち用のが準備ができたらしい。  ただ、無属性の転移だからリン気をつけろよ。 腕輪に流すのは無属性だ。 今夜、テストすることになった。 初級で間引いてほしいらしい。」


と俺が話すと、リンも楽しみらしくて「われも行く」といっている。


俺たちが何の会話しているかっていうと、俺たちが迷宮都市へいくという話を聞いた魔王とダンジョン課が、折角いくならって事でタンジョンの間引きも依頼してきた。 俺たちとしては、暇つぶしだ。 それにともない、魔界からの報酬は、鉱物や魔道具だ。 魔界のほうが魔道具関連は、更に発展している。 俺としても、どうせは血を浴びたくなるだろうという事で承諾した。

ダンジョン課の間引きは、他冒険者がいない時間を狙うため活動は夜中となっている。


一方、ダンジョン課としては、シュンとリンが対応してくれる事で、かなりの戦力増加に喜んでいたるのであった。


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