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【白銀の黒帝:3】迷宮都市でのお仕事  作者: 八木恵
4章:食堂経営編
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武道大会で、屋台出店③

ポーター君が中級ダンジョンで行方不明という連絡を受けた日。


夜中、俺は黒竜の所に来ている。 

ポーター君に渡した魔武器をダンジョンコアを使って黒竜に探させると、5階のちょっとした窪みにあるという。


俺はついでとばかりに、黒竜を鍛えた。 

あんまり今日は身体動かしてないからちょうど良い相手だ。


「シュンさん。 さっきダンジョンコアみたら、ハチと蜘蛛が増えつつあるんで、半分くらい間引きません?」って、ついでにとばかりに黒竜が嘆願してくる。 別に構わないが。。


「なぁー、前から聞きこうと思ってたんが、ここ虫多くねぇー?」

黒竜は黒竜で溜息をついている。。

「なぜかそうなっちゃってるんっすよね。 でもゴキブリはいないっす。 あれいたら、速攻氾濫なんで。。 それに、ここの魔物種類、俺だって選べないんすから。」


まぁ、確かにゴキブリがいたら、速攻氾濫だな。


「そういや、シュンさん、上級ダンジョンの灼熱、氷点下、砂漠 余裕だったってダンジョン課が絶賛してましたよ。」

「うん? そんな場所って。。 あー、でっけーミミズとサソリ、白熊と氷ばかりはく鳥とか、毛むくじゃらの生きもん、あと赤竜っぽいのや、火ばっかはく鳥とかいた所の事か。  んな、魔術で適温にして飛べば問題ねーだろ。 にしてもよ、あそこ人間は入れないんじゃねぇー。 たしかその場所って、上級の80階層より下位層だから、当面行かなそうだがな。 おめーより、ヒュドラのほうが暇だな。」


「ヒュドラさんも暇だと思いますけど、あれでクビ9本あるんで、話し相手いるんで、俺よりいいすよ。 ケルベロスだって頭3つあるし、俺だけっすよ話し相手いないの」と、拗ねている黒竜。


「ははは、わーかったって、ハチと蜘蛛ところ行ってくるわ。 あと思いだしたら、たまに鍛えにくるって。 んじゃぁな」と言って俺は転移する。


「シュンさん、頼みますよー」という黒竜の声は、シュンにはとどいていない。。


俺は、ハチと蜘蛛の間引きをして、5階層の魔武器のところに到着した。


既にポーター君は死んでいた。 たぶん魔物に囲まれて襲われ、魔力もつき逃げた所を息絶えたんだろう。。

ポーター君の周りには、100個近い魔石、ドロップアイテム他テントやら散乱している。 死んだため次元が空いたのか。 ポーター君が息絶えた場所は、他冒険者には見つけにくようだ。。。


俺はとりあえず見つかり安い所にポーター君の遺体と散乱したアイテムを移動させ、魔武器だけ回収した。


俺はその後、食堂の部屋へ戻り、リンに魔武器だけ回収したといい、その後はリンを抱く。


シュンとして、何らかの感情がポーター君にあるわけではない、身を守る事が出来なかった、ただそれだけだが、自分の作った魔武器が第三者の手に渡り、解析される可能性もあったので回収したにすぎなかった。。

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