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【白銀の黒帝:3】迷宮都市でのお仕事  作者: 八木恵
4章:食堂経営編
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課外授業で、事件発生①

その後も連日、ボブの仲間だったやつらも来て普段通りに飲んでかえった。

昼食時に学生はいるものの、主だった接触もなく日々はすぎてく。

連日あった夜の仕事も落ち着き、中級、上級の中階層、深層部の間引きをほどほどにこなしていた。


そんな木曜日、カフェ営業中。 ポーター君が血相を変えて「シュンさんいますか!」とカフェに入ってきた。 冒険者の格好のままだ。 カールが、中庭にポーターを連れて行く。 リンが念話で俺に連絡してくれてた。 リンは、店を臨時閉店として、滞在していた数名のお客お詫びをしてお代を貰わず帰ってもらっている。


客が帰った後、俺はリンから呼ばれて部屋から出てきて、タバコを吹かしながら「どうした?」ときくと、「中級の17階層で、いないはずの魔物が大量に現れていて、軍と王子のグループが身動き取れなくて。 16階の階段が崩れてしまったんです。 結構な人数が取り残されていて、16階層に逃げれた人も、今必死に15階層に向かってます。 生徒でいうと50名ぐらいかと。 僕は皆にいわれて、1人転移で誰かに伝えなくっちゃって必死になったらここについて。」という慌てふためくポーター君が言う。


なんで、お前はここに来たってつっこみたいが、やめておいた。

「おい、そういうのギルドだろ。 リン、店閉めろって閉めたな。 カール、こいつ連れてギルドへ今すぐ向かえ! 緊急だってな。」といってカールとポーターをギルドに向かわせる。


「リン、今すぐ支度しろ。 ダンジョン課からも連絡がきた。 外部の魔物が混じったそうだ。 さっきいってた階層っぽい。 急ぎ殲滅だ。 ついたら、魔方陣を追跡して大元を叩く。 リン、ダンジョン以外の魔物の殲滅だ。 って区別できんから、17階層の魔物全滅させろ。 ダンジョン課が、16階層と18階層の出入口を塞いだっていってたから他階層にはいってないはずだ。フード被ったな。 いくぞ」といって、俺たちは中級ダンジョンの17階層へむかう。


その頃、取り残された軍と王子他多数の生徒達は16階層の閉じた入口を背に魔物と応戦し、他はなんとか入口をこじ開けようと必死だった。


到着した俺とリン、「あの人間共邪魔だな。」といって俺は全員をダンジョンの外に集団転移させた。

魔物のを殺しながら、魔物が現れる魔方陣をみつけ逆探知した俺は、「リン、すぐ戻る」といって、魔方陣を破壊して、逆探知した場所へ転移した。


リンは大鎌で討伐をはじめる。 黒炎つかえばいいが、せいぜい3,000もいない。 殺戮を楽しむことにした。


一方、逆探知し俺が到着した場所は、森で複数の黒ずくめのうち1人が魔物の群れに転移魔方陣を設置しているのをみつける。 索敵すると12名ほどがいる。 指示を出しているもの以外殺し、拘束、使っていた転移魔方陣を破壊する。


自害させないように拷問してから、俺は尋問した。

「何が目的で、ダンジョンに魔物を送った? 言わないとわかるな。」と脅迫する。

そいつは震えながら、白状する。

「第二王子暗殺が目的だ。 そ 外の魔物を転移させてた。 俺は命令されただけだ。」

「送ったのは、ダンジョンの指定された場所のみか?」

「た、た、たぶん。 お、お、おれは知らない。 別の仲間が指定魔方陣を起動して、そこに転移させた」

「ってことは、仲間がいるんだな? 誰だ?」

「ぐ、ぐ、軍の護衛騎士のふ、ふ、副団長だ。」


「ふーん」といい、俺は17階層にそいつを連れて戻る。 リンがまだ討伐中だったので、そいつをちょうど良い場所に逆さにつるし自分も参加。 それから、30分後にはフロアにいた魔物全てが全滅した。吊るした男は臓物が付着して既に気絶していた。


「あれが黒まくか?」とリン聞かれ「いや、別だ。 今頃ダンジョンの外にいるみてぇーだ。 まぁ、魔石は回収したし、白炎で燃やす。 こいつら魔石にならないからな。」といって、俺は白炎を無数に出し魔石化しない魔物を浄化した。


それから、俺はダンジョン課に連絡する。

シュン:「ダンジョン課か、とりあえず17階は全滅させた。 人為的だ。 指定転移魔方陣で外の魔物をダンジョンにいれていた。 至急、ダンジョン内の転移魔方陣使用禁止にしたほうがいい。 神級にしろ。」

ダン課:「今夜0時にシステム変更かけます。 ついでにダンジョン内以外の魔物侵入禁止も神級でかけます。 が、どうも魔物が紛れているっぽいんすよ。 この結界かけるとマスター以外の魔石の無い魔物が全てダンジョン外に排出されます。 1部隠れて住んでるのとかいるっぽいんすよね。」

シュン:「はぁーあ なんだそれ。 そいつら一箇所に纏められるか?」

ダン課:「遠くは無理ですが、魔王様が現れた平原ぐらいなら。」

シュン:「あー、そこでいい。 死にたいやつは殺して、生きてやつは神獣達んとこ送る。 今日の0時な」


と俺は会話を終了する。


「とりあえず、こいつ連れて黒幕だな。 面倒くせ。」といって俺とリンはダンジョンの外にでる。。

なんか、結局俺、巻き込まれてないか。。

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