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【白銀の黒帝:3】迷宮都市でのお仕事  作者: 八木恵
4章:食堂経営編
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食堂にきた、ひ弱な男②

ポーター君は時間通りに食堂に来た。


俺とポーター君は今、食堂の中庭にいる。

俺はタバコをふかしている。


「次元ボックス見せて」と俺がいうと、ポーター君は≪開け 我ボックス≫と演唱すして次元ボックスを開く。 そして、ポーター君が≪閉じろ 我ボックス≫と演唱しながらいうと次元ボックスと閉まる。


「これで良いでしょうか?」とポーター君に聞かれ「あー、あはは、あー問題ない ぷはは」って俺は久しぶり聞いた演唱に笑いが堪える事ができず、笑ってしまった。


「えーと、何か僕 変な事しました?」と不思議そうに聞かれ、「ははは、わりぃ、 おれさ、演唱魔法を聞くとわらっちまうんだ。 ひさびさ聞いたもんでよ ちょっとまってな。」と俺は腹かかえて笑った。


「あのー 演唱以外っていうと演唱破棄ぐらいじゃ。」って突っ込まれるが、「身体強化は演唱しねーよな」と一応まともな答えを言っておく。


「まぁ、いい。 次元使えるって事はわかった。」

「教えるっていっても対したことは教えられん。 おめぇーに教えんのは、転移と魔弾だ。 んで、今日は転移の1段階目。 次元使いなら、そんな難しくね。 この石を、あそこにある切株に転移させる。 イメージは次元で石いれて、あの位置で開くだ。 実演な」


そう言って俺は、タバコを加えながら、石を切り株まで転移させた。


「なあ、簡単だろ。 イメージを固めるのに演唱のほうがいいなら演唱しろ」といって、石をポーター君に渡す。「はい。 って無演唱でしたよね。」と言って突っ込まれたので、「俺の事はあんま考えるんじゃねぇー 自分の事だけ考えろ! いいな!」とやや俺は脅しておいた。


「はいぃ!」と言って返事したポータ君は早速練習する。


石は消えるが指定場所には表れない。 到着地点がずれるのだ。 俺はそれを眺めながら、エールを呑みつつタバコをふかす。 だいぶ魔力が減って息を切らし始めた。 ちょうどお昼といのもあり、俺はポーター君の分も作り、食堂で昼食を食べる。


食後のコーヒーを飲み、俺はタバコを吹かしポーター君に、「まぁ、第1段階はさっきの繰り返しだ。 家でも出来んだろ。 着地地点に狂い無く移動できたら、また来い。 そっからは速い 」と説明すると、ポーター君は「ありがとうございます。 がんばります。」といって帰っていった。

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