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【白銀の黒帝:3】迷宮都市でのお仕事  作者: 八木恵
3章:迷宮都市編
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魔の森へ帰省②

ボブとライラが王都へ引っ越ししていき、それと同時に俺たちも3週間の休みにはいる。


俺とリンは、既に魔界から戻り、リンとの連日のセックスも落ち着き、いつものように翼を出したまま指定席に座り、エールを飲みながらタバコをふかし考えごとをしていた。


アークに「悩みごとか?」と聞かれた。

「ああ、迷宮都市の食堂で一緒にいたボブとライラが息子達と住むっていって、食堂と住宅もらったんだ。  

 食堂はリンと俺でまわせるんだが、リンがライラとやってたカフェが、ライラ居なくなるとやってけないなって。 女くせぇー中、俺いられないないしな。 せっかくリンもそこから友達できたみてぇーだし、誰か雇うにもどうすっかなってな。。 」と伝える。 カフェを閉店するという事はあまりしたくないしな。


「ようは、シュンやリンが気を使わずにか。  …って、1人いるだろ。  カールだよ! あいつここにいるだろ。」といわれ、「あ! まじ、忘れてた。 あいつ、何してんだ。 連絡してみんか。」といって俺はカールに念話する。 俺は、すっかり忘れてたよ、カールの存在。。 よく、アークが覚えていたもんだ。


シュン:「カールか、俺シュン 今暇?」

カール:「お久しぶりです。 シュン殿。 何百年ぶりでしょう。 暇かというと、今、辺境の孤児院で院長ごっこしてます。」

シュン:「それ辞められねぇー。 俺さ、今、迷宮都市で食堂やってんの。 ちょい事情があって従業員探していてよ、アークがカールが適任って言うんだよな。」

カール:「ええ、いいですよ。 シュン殿のお願いは断れませんもん。 迷宮都市ですね。 元王国の国境のあった場所でしたっけ」

シュン:「そうそう、そこの裏通りによ『ボブの食堂』ってとこだ。 今、アーク所だから、1週間後にはいる」

カール:「では、1週間後にいきますね。 楽しみにしてます。」

シュン:「おう、じゃあな」


といって俺はカールとの念話を切る。


「カールに繋がったよ。 辺境で孤児院やってるけど、来てくれるってよ。 あいつ、動き早くねぇー」いう俺に、「お前だからじぇねぇ。 あいつ、魔界に帰れんとかいってるしな。」と笑いながらいうアーク。


「な、大魔王も魔王も気にしてねぇーのにな。 意外とここの生活気に入ってんじゃね。」

「かもな。 んで、結構米収穫したんだ、もってくだろ?」と言われ「ああ、米と醤油と味噌、あとはいつもんだ。」といって俺とアークはアーク農場へ向かうのだった。


ちなみに、アークは日本酒も作ろうと現在施行錯誤中なのである。


そしてそれから1週間後、迷宮都市にある 『ボブの食堂』に戻った俺とリンだった。

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