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【白銀の黒帝:3】迷宮都市でのお仕事  作者: 八木恵
3章:迷宮都市編
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学園の課外授業というのがあるらしい

数ヶ月が経過し、カフェも食堂も趣味なのに繁盛して売上も好調である。

税金をみこしても利益もでておりお小遣い程度の分配もある。

4人とも稼ごうとしていないので、無理に働いてもいないのである。


そんなある日、4人で中庭でバーベキューをしている。

ボブがエール片手に肉を食べながら、「そろそろ面倒な時期がやってくるなー。」と溜息交じりにいいだす。 「あら、もうその時期かい。 2週間だっけ? その翌月は3週間でしょ。 あんた今年はどうすんだ?」というライラ。 「ああ、去年やって嫌んなったから、冒険者家業はその期間休業だ。」と答えるボブ


ボブとライラの会話の意味が良くわからない、俺とリンはとりあえずエールを飲んで肉を食べている。


すると、俺たちが分かっていないのを察したボブが説明してくれる。


「そういや、シュンとリンは始めてだったな。 実はな、来週からか学園都市の名門学園の課外授業でよ、2週間学生がわんさかくるんだ。 ちょうどお前らが休暇の時は、王都の冒険者学校の課外授業で生徒が1週間きてた。 他にも副都や王都の学園の学生も課外授業でくるんだが、あんま問題はねーんだが、名門学園は、お貴族様の子供ばかりだ。 上流やひでぇときは王族もいる。 そんなのが、200名ほどきて初級と中級に挑むんだよ。 夜は宿にいるからいいが、たまに街でも問題起こすんだ。 毎日挑むわけじゃなくて交代で挑むらしく、日中街に来たりすんだよ。

他学園の場合は連日挑むんで、商店街とのトラブルはすくね。


んで、この時期な、ギルドから学生の護衛と案内の依頼があるんだが、あいつら冒険者を馬鹿にした態度でよ。 だらか名門学園の依頼は俺は受けねぇ事にしたってわけ。 いつもの仲間は受けるみてだがな。 何せ依頼料がいいからな。 んで、1ヶ月後っていうのは、今度は軍の訓練で、1,000名くらいがくるんだ。

っていっても、迷宮都市の周辺で野営するからいいが、街に、まぁやつらの場合は夜の繁華街だがに行くんだよ。


基本、この食堂は裏通りにあるから過去トラブルとかはないんだけどよ、街を歩く時は絡まれねぇーようにな。  特にシュンとリンは、おめぇら、学生と間違われるかもしれないからな。」


なるほどな。 学園の課外授業ってのがあるのか。。

俺はボブの話を、タバコをふかしながら聞いていた。


「なるほどな。 貴族って相変わらずだな。 外出時はいつもフードかぶってるし、その時期はボブもいんだろ?  一緒に仕入れいけばいい。 リンもなるべくライラかボブと行動しろ。 俺ら2人だけだと絡まれっかもし、どっちにしろ、ボブかライラがいりゃ大丈夫じゃね。」


「ライラ、そうしよう。 なんか、嫌な予感する。」というボブにライラも「ああ、そうしましょ」と同意している。


それからは、エールやらワイン、最後にリン特製のアップルパイを堪能した。

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