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【白銀の黒帝:3】迷宮都市でのお仕事  作者: 八木恵
3章:迷宮都市編
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友達作りが、カフェを開店

カフェの開店日。


木曜の午前、俺が葉物系や果物など買い出しに行って、食堂に戻ってきたときには、店内はカフェ用の内装に変わっていた。


リンは、デコレーションするケーキが焼けるのを待っているようで、店内には持ち帰り用の焼き菓子が並んでいた。 ライラはテーブルをセッティングしている。


「果物かってきたぞー。 ベリー系などだ。」と言って俺が渡し、「あと昼飯も買ってきたから。事務所に置いとくな。」というと、 リンが受け取りにくる。


ただ、表情が少し暗い。

「ありがとう。 なんか、うまくいくか不安だ」とリンが珍しく少し戸惑っている。

「どうした? 余ったら俺 食っていいんだろ。 リンのデザートうめぇーからな。 俺 部屋にいるか、あとは、仕入れ行ってくる」と俺がポンとリンの頭に手を置く。 すると、リンの表情が少し明るくなり「ああ、そうだったな。」といって、厨房に戻っていった。 いつものリンになったみたいだ。


◇◇◇

そして午後、俺は仕入れも行き、あとは部屋で読書していた。

カフェの営業も終わったのか食堂がリンとライラのみになって少し時間が経ってから、俺は食堂へむかった。


片付けの手伝いと夕飯の準備のためだ。


俺が食堂にはいるとそこには珍しくグッタリするライラとリンがいた。


「リン、どうした?」と俺が聞くとグッタリとテーブルで突っ伏ているリンとライラが頭だけあげて俺のほうをみる。 なにがあったんだ?


「シュン、ごめんなさい。 完売で、余らなかった。 あんなに食べるとは思わなかった。。アイスもない」

「本当よ。 女性の甘味に対する執念を甘くみてたわ。 1人2個はケーキ食べるなんて。 凄い子は5個よ。」


初日のカフェ営業としては良かったんだろう。。が。。


「まじぃかー。 俺パフェ食いたかったのにー。リン、明日作ってくれ。」

「うん、ジャンボパフェ作る」


といってくれるが、リンもライラもなんか疲れすぎじゃねぇー。


「にしても、客きてよかったんじゃねーの。 片付けやっとくから、ライラもリンも部屋で休め。 夕飯できたら呼ぶよ」


「「そうする」」とふらふらしながら立ち上がり部屋へいくライラとリンだった。



それから俺は、卓上にある砂糖壺やミルクを片付け、魔術でテーブルクロス、床を綺麗にする。 ついでに女の残り香があるから消臭して。。


厨房も魔術を使い洗浄、乾燥。 カフェ用の食器も魔術で纏め、椅子テーブルも片付る。

転移で食堂用のテーブル椅子を配置し、カフェ用は倉庫へ転移させる。 花は時間停止をかけ、これも転移で倉庫へ。


30分もしないうちに、食堂仕様の風景に変わる。

その間俺が考えるのは、もっと効率よくできる方法などないかなどだ。。


考えてながらも、エールをのみタバコをすいながら夕食のメニューを考えるのである。

タバコを消して調理を始める。 ちょうど出来上がったころ、ボブが帰ってきた。


「ライラとリンはどうした?」と聞きかれ説明すると、「ははは、まぁよかったんじゃねーの」と笑いながら着替えながらライラを呼びに部屋へむかった。  俺もリンを念話で呼ぶと応答があった。


ちなみに夕食は豚肉もどきの生姜焼きである。 俺以外がお代わりするのであった。


その日の夜中、ダンジョン間引きの任務があったが、俺1人でいき1時間もしないで帰ってきて、寝るリンをおこしセックスするのであった。


また巷では、女性の中で週一のカフェが噂になるのであった。

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