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花島可憐
明日から毎日一回の夜投稿になります。
じぃー
なんか視線を感じる。
じぃー
あぁもううざい!
「あのあんたなんで俺の事見てんの?」
「見てないし!しかもあんたじゃない!私は花島 可憐って名前があるの!」
「じゃあ可憐早く学校へ行け。」
「ヤダ。」
「早く行けって。」
「分かった。だけど条件があります。」
「何?」
「アナタの名前教えて下さい。」
「俺は水島 凌助だ。はい。これでいいだろ。もう関わるな。」
「なんで関わっちゃ駄目なの?」
「俺が目立ちたく無いだけだ。」
「ふーんじゃあ尚更関わりに行くね!」
と可憐は満面の笑みで言ってきた。
俺は少しドキッとした。
だがこれはただぼっちだったからだろう。
ぼっちは人に優しくされると『俺の事好きなんだ。』と思ってしまう事がよくある。
そうこれがぼっちあるあるの一つ。
「じゃあ先行くね!」
じゃあね〜!と手を振りながら去っていった。
やっと先に進めれるぜ!