始まりの物語
ども、大和と申す。
初投稿なので暖かい目で呼んでくれると幸いでござるよ。
物語、それは様々な人間や神、更には獣などが繰り広げた出来事を伝えるために記録としてまとめられたもの。
ジャンルは様々で、神話や歴史上など、色々な物語がある。
今から始まる出来事も記録として、そして物語として残るのかもしれない...。
時は西暦2020年の4月後半。場所は日本。
少し肌寒い日もあれば心地のいい気温の日もある不安定な月。
東京の都心部より近からず、しかし遠からずと言った場所に有る高校に通う17歳の学生、彼方歩人はスポーツ面は足が早く球技は少し苦手、勉強面は進学校に通う程度で、普通といえば普通の学生だ。
歩人は今、趣味である読書をするために地元の図書館に足を進める。
時刻は13:00を過ぎ、日柄は暖かく心地いい。足取りは軽くなる一方の散歩にはぴったりな日だ。
そのせいか、歩人は普段徒歩で約20分かかる図書館への道のりを約15分で歩き、図書館へと到着。そのままドアと受付前を通り、本を探す。
歩人は本の好き嫌いが無く、漫画や図鑑、随筆、エッセイなどの色々な本を読むが、特に好んで読むものが歴史上の人物の記録を描いたものや神話を文面にしたものが好みだ。
「今日は何を読もうかな...。」と歩人が適当に館内をブラつきながらぼんやり呟く。
この図書館は休日の昼間は人は少なく、多少独り言を呟いても人に聞こえることは無い。
が、その独り言を聞かれたように後ろから肩を叩かれ、歩人が後ろに振り向くと同時に歩人に声がかけられる。
「これ、オススメですよ...?」
そこには肩より下でセミロングの少し茶色の髪の歩人と同じ年ほどの少女が本を2冊もって立っている。
「えっ、あ、ありがとうございます...。」と歩人が言いながら本を受け取ると、少女は微笑みながら本を手渡し、背中を向けて本棚の間に姿を隠すように歩いていく。
歩人は少し戸惑いながら受け取った本のタイトルを確認すると、「神話と歴史の関係」と「過去の英雄と現代の英雄」という歩人の好みを知ってるかのようなチョイスの本だった。
「...今日はこれを読むか...。でもこんな本があったなんて知らなかったなぁ...。」
歩人はまた呟き、本を読むため机へと足を進める...。
続きはそのうち書きます。
読んだ方は反応くれたら嬉しいなぁ...。(切実)