メビウスの輪
メビウスの輪、もしくはメビウスの帯とも言われる言葉はご存知だろうか。
1790年生まれのドイツの数学者アウグスト・フェルディナント・メビウスの名に由来する言葉だ。
帯状の長方形の紙をイメージしてほしい。
片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせる。
これがメビウスの輪である。
作るのは非常に簡単なこのメビウスの輪。
メビウスの輪の不思議なところは「無限」この一言に尽きる。
紙を貼り合わせた地点をスタート地点とし、紙の真ん中に線を引いていくと、いつの間にか裏側にも線が引かれ、最後は元に戻っている。
つまりどちらも表でどちらも裏であるということである。形が無限大(∞)に似ていることから輪廻の象徴とも言われる。
数学的には向き付け不可能性という特徴を持ってると言われ、その形状が化学や工学などに応用されているのだが、、、、
証明するにはユークリッド空間だの媒介変数などだの、言葉を見ただけで頭が痛くなるし、そんな小難しい話をしても退屈で眠くなるだけなのでやめておく。
さてさて、紙の両端を捻り表と裏を貼り付けただけで不思議な現象を引き起こすメビウスの輪。
もし、人の人生が一枚の紙だとすると、表と裏が繋がったときどんな不思議な現象が起こるのだろうか。
そんなことを考えてたら時間が来たようだ。
それではまた。