【同性愛】
私は、告白した。
しかし、やっぱり無理だった。
無理だと知ってて、
私は、【同性】を好きになった。
なってしまった。
一般的に見て理解されなことは知っている。
知っているからこそ、その人を嫌いになろうともした。
何度も何度も、あの人の欠点を繰り返し考えた。
考えたけど……
それでも、私は、あの人の事を嫌いになることはできなかった。
あの人の事が好きだった。
好きでどうしようもなかった。
どうしてあの人は、私と【同じ性別】だったんだろう。
私はそのことをいつも思い、悔やみ続ける。
同性であった【あの人】が好きだった。
本当の『恋』の前では、性別の有無なんて関係ない。
生物学的に間違っていると云われるが、私のこの気持ちは本物だ。
私は【好き】という感情を頭では考えていない。
無意識に、その人を好きだと思ってしまっている。
好きになる対象なんて、頭で考えてどうにかなる物じゃない。
本当は、私だって【異性】を好きになりたい!
堂々と恋愛がしたい!
だけど、私の【心】がそうしてくれない。
普通に【恋】ができる人が本当に羨ましい。
私は、おかしいですか?
私は、とても苦しいです。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
今作品は、『同性愛』に悩む方から聞いた実話をもとに描いたものです。
この作品を基に、同姓を好きになる方の中で、苦悩している人もいるという事を少しでも理解して頂けたら幸いです。
余談ではありますが、
私は性別なんて、小さな枠組みを気にしたことがありません。
誰が『異性を好きでなければいけない』と決めたのでしょう。
恋というのは、【心】でするものであって【頭】でするものではないと、私は思います。
この様な内容は、既出であるとは思いますが、今一度書かせて頂きました。
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前作の 『誰か、ぼくに『あの人』を嫌いになる方法を教えてください』は、物語にアレンジした作品となっております。よろしければご覧ください。