5話 武闘大会に出る事になった。
港街 ノーティラス。
ヤマト達はシトラスと出会った村を出発して3日後に到着した。
陽はもう沈み始めていて大地はオレンジに染まっていた。
街に入ると溢れんばかりの人々。
もちろん亜人種もたくさんいる。
おそらく商店街だろう。活気に満ち溢れていた。
元々活気がある街というだけでは無さそうだ。
ヤマトの目に入った看板を見るとそこには・・・。
「武闘大会・・・?
武術や魔術、持てるスキルを全て使って優勝を目指せ?
優勝賞品は賞金1000万ギルと奴隷1人?」
「あ、そっか。
もうそんな時期なんだね。
私は武術経験ないし興味無いから忘れてたよ」
シトラスが思い出した様にヤマトに話す。
ヤマトは2人に聞いてみる。
「これって参加申し込みはいつまでなんだ?」
「え?ヤマト君出るの?
まぁ、ヤマト君なら優勝も無理じゃ無いと思うけど・・・。
当日の予選が始まるまでだったら参加申し込み出来たはずだよ?」
「御主人様が出場されるなら、あたしも参加致します」
フレイアも参加の意思を表明する。
けれど、ヤマトはやんわり断る。
「いや、フレイアはシトラスと一緒にいてくれ。
シトラスを守って欲しいのと・・・。
あー、その、なんだ・・・。」
「なんですか?
御主人様。その煮え切らない態度は」
ヤマトは照れて、フレイアからそっぽを向きながら内心を吐露する。
「お前が戦って傷付く所を見たく無いんだ。
こういう所の戦闘中って手出し出来ないから・・・。
もし、お前が傷付く様なことがあったら、俺は俺を止められないし、許せない」
「っ!!!」
フレイアは驚きのあまり声を無くして、目を丸くして驚いている。
顔から火が出そうな程、真っ赤になっている。
そんなやりとりをシトラスは見ながらボソッと呟く。
「もう。妬けちゃうな」
街のほぼど真ん中にある闘技場に行き、エントリーをすると予選は明日の朝にスタートという事だった。
ヤマトは本戦の参加人数にもよるが予選から決勝までだいたい3日間で行われるというのを受付をしていた露出たっぷり色気たっぷりなおねぇちゃんに教えてもらった。
思わず胸のあたりを凝視したヤマトは二人に左右から耳を引っ張られた。
ーーー
3人は宿を取り、同じ部屋で寝る事にする。
「ヤマト君。無理はしないでね・・・。
私はヤマト君が傷付くのも見たく無いよ?」
「御主人様・・・。
あたしもシトラス様と同じ気持ちです。
明日は早いです。
早くお休みになって下さい。
あたし達で御主人様を癒して差し上げます」
フレイアはそう言うと惜しげも無く裸体を晒す。
シトラスも直接ヤマトの疲れを癒す為に己の身体を差し出す。
ヤマトが動こうとすると2人は制止して、徹底的に献身的にヤマトに尽くした。
そのままヤマトは身を委ねて戦いの朝を迎える。
今回は少し短めです
早めに更新出来るよう頑張りたいと思っています。