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探偵は胸を揉む  作者: リチャード裕輝
探偵は胸を揉む:『霊感(パイ)コメトリー・オブ・ザ・デッド』

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『東大受験の邪気を払う! ~合格へのバイブ(ル)と愛の神の手~』

『東大受験の邪気を払う! ~合格へのバイブ(ル)と愛の神の手~』


1. 予兆と依頼:久我への牽制


その日のニュース番組は、連日のように「受験シーズンを狙った悪徳霊媒師詐欺」の被害を報じていた。


「……不安につけ込み、高額な除霊費用を請求、さらにはわいせつな行為に及ぶケースが多発しており、警視庁では注意を呼びかけています」


テレビの電源を切ったユウキは、高級なタキシードに身を包み、ソファで優雅にティーカップを傾ける男、久我奏太に向き直った。


「久我さん、お願いがあります。僕の大切な友人、秋子さんの娘・結衣さんが受験のストレスでボロボロみたいです。東大志望の才女ですが、今は完全に魂が抜けた状態。これ、絶対に悪い霊に憑かれてるのではと推測します」


ユウキは、久我のどこか不埒な色気を孕んだ視線を制するように、真剣な表情で釘を刺した。


「僕はこれからリナとサヤカさんと、政界・財界のVIPが集まる超豪華なシークレット・パーティーに参加してきます。最高級のシャンパンにキャビア、超一流の美女たちが集う、選ばれた者しか入れない夜の祭典ですよ。……あ、久我さんは当然招待状がないので、お留守番というか、代わりに行って欲しいのです。美人な奥様と娘様なので変な気は起こさないように。ニュースの詐欺師みたいな真似は厳禁ですよ。……手出し無用ですからね」


横では、イブニングドレスを華麗に着こなした監視役のサヤカが、氷のような冷徹な瞳で久我をキリッと睨みつけた。


「……もし、指先一本でも不埒な動きをしたら、私がその指を根元からへし折ります。わかってますね?」


「ははは。心外だな。私はいつだって、困っている女性を真実エロスに導きたいだけですよ」


(心の声:……ちっ、俺だけ仲間外れでキャビア抜きかよ。まあいい、こっちはこっちで『果実』を味わわせてもらうさ) 久我は不敵な笑みを浮かべ、秋子の家へと向かった。


2. 噛み合わないインチキ霊視


久我が秋子の家を訪れると、玄関先で未亡人の秋子が困惑した表情で立っていた。


「あ、あなたがユウキ様が言ってらした……? でも、今中にはすでに、ユウキ様が別のルートでも呼んでくださったという先生が入っておりますが……」


中に入ると、そこには見るからに不潔で、頭が不毛の地のようにハゲ散らかした不潔そうなおっさん霊媒師・毒島ぶすじまがいた。毒島は「除霊」を免罪符に、東大志望の娘・結衣のCカップの柔らかな膨らみや、制服のスカート越しに伝わる瑞々しいお尻のラインを、ネチャネチャとした脂ぎった手つきで執拗に触りまくっていた。


「……ほう、これは重い。おばあちゃんの霊が、合格を邪魔して肩に乗っておりますな。さあ、供養のために私と肌を合わせ……」


「あの、おばあちゃんなら、さっきから後ろのキッチンでポトフ作ってますけど」


「うっ……ええい、前世は武士でした! 人を斬った報いが……」


「私、家系代々ガチのキリスト教なんですの。武士とか、どの口が言ってるんですの?」


「オッ……(絶句)」


結衣はスマホをいじりながら「えー、全然」と冷ややか。現場には、ただただハゲが女子高生を触っているという、ニュースの再現VTRか、あるいは質の悪いAVの企画のような気まずい空気が流れていた。


3. 久我奏太、降臨。そして「真実」


「どきなさい。……見ていられない」


久我が静かに登場し、毒島の胸ぐらを掴んで突き飛ばす。彼は結衣の背後に立つと、その繊細な指先で彼女の成長盛りの胸をモミモミと力強く、かつ慈しむように揉みほぐした。


その瞬間、久我の脳内に映像が流れ込む。サイコメトリーの能力だ。胸の弾力を通じて、結衣が深夜、一人で机に向かいながら孤独とプレッシャーに震え、震える指で何に縋っていたかが全て視えた。


「あ……っ、あん……!?」


不潔なおっさんの時とは違う、脊髄に電流が走るような甘美な快感。久我の手が結衣の下半身に伸び、スカートの奥から一本のバイブを抜き取った。


「これだ。君の集中力を奪っていたのは」


「霊ではない。受験の重圧を逃れるためのセルフ・プレジャー……。その過剰な振動が、あなたの脳を麻痺させていただけですよ」


久我はそのまま、彼女の柔らかい膨らみを揉みしだきながら、バイブを追い打ちで押し当てる。


「久我さん……気持ち良い……イっちゃうッ!」

結衣は、母の前にも関わらず激しく腰を振り、受験のストレスをすべて吐き出すように昇天した。


4. 未亡人の孤独と、久我の取り合い


一部始終を見ていた母・秋子が、膝から崩れ落ちる。


「私のせいだわ……。旦那を早くに亡くし、私が無理をさせたせいだわ……」


久我は秋子の肩を抱き寄せ、そのDカップのたわわな胸を優しく、かつ熱く揉みほぐした。久我の指先は、秋子が良妻賢母として自分を押し殺し、未亡人としての渇きを隠し続けてきた心の叫びを読み取っていく。


「お母さま、思春期ですから致し方ない。こういうのは止めるより、受け入れることが大切です。もう、かなり使い古していますから、新しいのを買ってあげてください。できれば本物(私)…..いや……そして、あなた自身も我慢しなくていいのですよ。一人の女に戻るべきだ」


お母さんは久我の指先の神業的な感触に身悶えし、潤んだ瞳で訴えた。


「ああ、久我様……ありがとうございます。私も……これで安心してセルフできます。早速お願いがございます。早く私もお救いくださいませ……」


久我は秋子にもバイブをあてがい、親子揃っての「解放」を促した。 すべてが解決した後、秋子は顔を赤らめながら、分厚い札束が入った封筒を久我に差し出す。


「久我さま、これは謝礼です。……もし、お嫌でなければ、またゆっくり私もみてもらいたいですわ……」


久我は封筒をスマートに懐にしまい、ニヤリ。


「ええ、セルフだけでなく、あなたには本物(私)も必要ですよ。いつでも言ってください」


すると、憑き物が落ちたはずの結衣が血相を変えて割って入った。


「ちょっと、お母さんばっかりズルい! 私のことも、また揉んでよね!」


「私の方が先よ、受験生はお勉強しなさい!」


激しく久我を取り合う母娘。久我はニヤリと笑うと、二人を同時に引き寄せた。


「お母様、娘様も喧嘩しないでください。お二人同時で構いませんから」


久我は右手に結衣のCカップ、左手に秋子のDカップをそれぞれ捉え、同時に、かつ情熱的に揉みほぐし始めた。


「ひやぁあん、久我さん...あっあん..!」


「あああああッ……! 久我さまぁ……!!」」


部屋に響き渡る親子の嬌声。もはや東大受験のプレッシャーなどどこへやら、二人は久我の指先がもたらす極楽浄土へと導かれていった。


5. 霊媒師「師匠です!」


その光景を呆然と見ていた毒島。彼はついに、久我の圧倒的な実力の前にひざまずき、涙を流しながら叫んだ。


「……師匠! 師匠と呼ばせてください! おれはただ、触りたいだけのクズでした。しかし師匠は、その指先一つで親子を同時に救い、真実に導いた……! 一生ついていきます、師匠!!」


すべてが解決した後、秋子は顔を赤らめながら、分厚い札束が入った封筒を久我に差し出す。


「久我さま、これは謝礼です。……本物あなたで満足させていただけるなら、またいつでも呼んでいいかしら……」


「ええ、いつでもお揉みいたしますよ」


久我は札束をスマートに懐にしまい、静かに家を後にした。


(心の声:ははは。俺も毒島と同じく胸を触っていることに変わりはないがな……。さて、豪華パーティーの連中がキャビアを食ってる間に、俺は極上の親子丼を……おっと、これ以上はサヤカに指を折られるな)


今日もまた、霊もギャグも、親子の欲求も、すべてが久我の指先一つで丸ごと解決されたのだった。


5. エピローグ:氷の微笑と折れる指先


久我が秋子の家を後にし、夜風に吹かれながら優雅にタバコに火をつけようとした、その時だった。


「……随分と楽しそうでしたね、久我様」


暗がりの街灯の下、そこにはパーティーにいるはずのサヤカが立っていた。イブニングドレスの上に漆黒のロングコートを羽織り、その美貌は月光に照らされて、ゾッとするほど冷徹で、かつ神々しい。


「サ、サヤカさん……? なぜここに。VIPとのシャンパンはどうしたんです?」


久我の額に冷や汗が流れる。サヤカは一歩、また一歩と距離を詰め、久我の「神の手」をじっと見つめた。


「ユウキ様が仰ったのです。『久我さんは、きっと退屈のあまり、余計な果実を摘み取ってしまう。君が近くで見ていてあげなさい』と。……私は、あなたが心配で、パーティーを抜け出してまで駆けつけたんですよ?」


「……それは、光栄だな。だが、私はただ、迷える子羊を真実エロスに導いていただけ――」


「どの口がほざいてますか、このエロ河童が」


サヤカの動きは電光石火だった。久我が言い訳を終える前に、彼女の細く強靭な指が、久我の右手の「人差し指」をガッチリと捕らえた。


ボキィッ!


「あがぁぁぁぁぁっ!?」 夜の住宅街に、久我の悲鳴がこだまする。


「……言いましたよね? 指一本でも不埒な動きをしたら、根元からへし折ると。今のあなたは、右も左も、不潔な親子への情欲でパンパンに腫れ上がっている。この指を折ることで、少しは頭が冷えるでしょう」


サヤカは折れた指を気にする様子もなく、久我の胸ポケットから、秋子に渡された札束の封筒を抜き取った。


「これは没収です。……あ、それと。ユウキ様からの伝言です。『久我さんが食べたかったのは、親子丼ではなくキャビアのはずですよね?』……だそうです」


サヤカは冷たく微笑むと、のたうち回る久我を放置し、ヒールの音を響かせて去っていった。


「……ちっ、あの坊ちゃん……全部お見通しかよ。……痛ぇ、指が……だが、サヤカさんに折られた感触も、また……悪くない……」


久我奏太。折れた指の痛みさえも快楽に変換する男。 彼の夜は、まだ終わらない。


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