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激突

闇姫を除いた全員が、絶句していた。



リューガは、自らの娘に拳を叩き込んだ。


殴られたクラナは壁に叩きつけられていた。壁にはヒビが入っているが、壊されてはいない。

本気は出していないようだった。

それでも、クラナの顔は…血まみれだった。

ピンクの服が赤く染まり、普通の人間であれば一撃で命を落としていただろう。


「クラナぁ!!」

Fが彼女に駆け寄る。

右腕に刻まれた導狼の証を青く光らせ、自身の魔力をクラナに分け与える。




クラナは…すぐに目を開いてくれた。

「お兄ちゃん…?」

Fは頷く。

今の一撃で、彼の背後にいる男を「お父さん」と呼ぶ事はなくなっただろう。


リューガは手を軽く、ぞんざいに振り、また一歩近づく。

「お父さん、だ?テメェみてえな良い子ちゃんに、親呼ばわりされる筋合いはないね」

Fは拳を握る。血管が浮き出るほどに。

しかし、怒りに身を任せれば、それこそこの悪魔の思う壺。

落ち着いて、目の前の悪意と向き合う。


「…リューガ。なんでクラナを殴った?」

「簡単だろ。俺のような極悪人になってもらうべく、テメェらを作ったんだ。人を苦しめ、殺す。この世界を少しでも不愉快にする。なのに、何だ?テメェらのその態度は」

人差し指が、Fに差される。


「しばらく見ない内に良い子になりやがって。その純粋な瞳、純粋な態度。何もかもが俺の癪に触りやがる。むしろ俺の方が被害者だ。謝れよ」

口調は乱暴だが、顔は笑ってる。

彼は、怒ってるのではない。息子達を威圧する事に、快楽を覚えてる。

葵がそれを見て、心の中で何かを悟る。

(子供に当たる、毒親…)

リューガは人間の悪意の集合体。

その行動一つ一つに、様々な悪意の側面が見られる。


Fは、あえて強く出た。

「テメェの理想なんざ知るか!!何にせよ、俺の妹と仲間を傷つける事だけは許さん!!」

「なんでテメェらが被害者面してるんだよ?」

リューガが、Fの襟首を掴む。

理不尽の極み。だが、相手は悪意そのもの。

こちらの理屈が通用しない…。

「…っ!」

とうとうFは、恐怖を覚えてしまった。



そんな恐怖心を、一つの轟音が振り払った。


ライフルの発砲音。


リューガの背中から吹き出す血。


リューガは、首をゆっくりと傾け…振り返る。



葵だった。

手を出せば、リューガが何をしでかすか分からない事は承知していた。

しかしこれ以上眺めていれば、それこそ取り返しのつかない事をやらかすだろうと判断したのだ。

続けて、葵の横に粉砕男が歩み出る。ワンダーズ随一の冷静さを誇る二人がこの行動に出たのだ。

ならば…もうやるべき事は決まってる。


戦うのだ。


「やるぞ!!!」

れなの一声。熱気が場に集う。


向かってくるワンダーズに、リューガは無表情になる。

まるで闘気を感じさせない。自分が今、闘いの場にいるとは理解していないような顔だ。

はじめにリューガのもとへ飛来したのは、ドクロだった。魔力で飛行速度を高めている。はじめから本気でかかっているのだ。

が、リューガはドクロの速度にも対応してきた。

「ノロマだな」

彼は軽く体を反らし、ドクロの右腕を掴み…彼女を放り投げる。

空中で回転させられながらも、ドクロは手から電撃を発射する。

電撃はリューガの顔に直撃するが…。


「なっ…」

ドクロの目が見開かれる。

やつは、表情筋の一つも痺れた様子を見せなかった。

続けて飛びだしたのは粉砕男だ。拳を突き出し、真正面からリューガを狙う。

細身なリューガ、筋肉質な粉砕男…だがもはやこの次元の戦いに、体格差など何の意味もなさない。

リューガは指だけで、彼の拳を受け止めた。粉砕男の巨体が、更に大きな壁に阻まれたかのようにピタリと止まってしまう。

しかし、リューガの片手が塞がったこの瞬間を、れみとラオンが見逃さない。ラオンはナイフを突き出し、れみはリューガの背後に回って後頭部を狙う!


「ノロマだっつってんだろ」

リューガの速度が、突然上がった。

リューガは粉砕男を指一本で押しのけ、体勢が乱れたところへ彼の腹筋へ蹴りを打ち込む!

血を吐く粉砕男。すかさずリューガは背後のれみにも拳を突き出し、その動作とほぼ同時に後ろ蹴りを繰り出す。

蹴りはラオンの腕にぶつかり、ナイフを手放させる。空中を舞うナイフは銀の光を眩く放ちながら落ちていき…。

ドクロの顔面を、切りつけた。

「っ!」

顔を押さえながら落ちていくドクロ。

れみは吹き飛ばされて壁に叩き込まれ、粉砕男も落ちていく。

が、こんなものでは負けない。

「くっ…!!皆、怯むな!絶対怯むな!」

粉砕男が、ステージの照明に走っていく。

照明のうち、一つを腕力で引っこ抜き、リューガ目掛けて投げ飛ばす。

リューガはそれを片手で受け止めようとするが、当然、粉砕男がこんな単純な攻撃に出るはずがない。

「ドクロちゃん、今だ!!」

彼の指示に、ドクロは顔の痛みも忘れて再び電撃を放つ。今度は、照明に電撃がぶつかった。

電気が流れて照明が光る。リューガの目に光が直撃し、彼の視界を阻んだ。

…彼の予想外を突いたはずだ。

しかし、念には念を入れていく。葵が照明目掛けて発砲し、わざと破壊する。

砕けた照明はリューガに降りかかり、彼の体にぶつかる。瓦礫に殴打される感触が彼の感覚を一瞬だけ鈍らせた。

ここでテリーが、骨の腕を刃に変え、ラオンの横に並ぶ。瞬時に彼は思案を巡らせた。

(今、やつは視界をくらまされている。ラオンのナイフをカモフラージュしたこの攻撃を仕掛ければ、俺の事をラオンだと思うだろう…。そこで、ラオンとは異なる型の動きをして、確実にやつの首を切る!!)

思案しつつ、体は勝手に動いていた。

刃を横にふるい、リューガにあえて攻撃を予測させる。

効果的な作戦だったはずだ。

相手が悪くなければ。


「…ラオンに模した攻撃?アホみてえな事考えるな」

リューガは、帽子に隠れた目を歪めるように笑い、拳を振り上げた。

彼の一言に、テリーは困惑。

(心が読めるのか!?)

それが、隙を生んでしまう。拳はテリーの顎を殴り上げ、彼を天井へと叩き込む。

それでもテリーは、吹き飛ばされている最中、魔力を集中して空中に骨を生成、せめてもの攻撃としてリューガに放つ。

リューガはそれすら対応して、骨を片手で弾く。弾かれた骨は、ドクロへと飛んでいき、彼女を打ち付けた。

声も出せずに落下するドクロと、天井にめり込むテリー。

リューガはやれやれと言った様子で両手を振る。

「おいおい、骨が当たっちまったなぁ、テリー?可愛い妹になんて事するんだよ?」

どんなに細かい動作にも、相手へ不快感を与える事を忘れない。テリーがドクロを溺愛しているのを知ってる上でのこの攻撃だった。


「いい加減にしろっ!!!」

見ていられなくなったれなが怒鳴り、リューガに向かおうとする。床を蹴り、飛行体勢に移ろうとしたが…。

それまで見守り続けてきた、というより様子見を続けていた闇姫に肩を掴まれる。

忌み嫌う相手の肩への着手。その手には力が込もっており、れなは鈍痛さえ覚えた。

「いっって!?!?何するんだよクソ闇姫!!」

「馬鹿が理解できるか分からねえが、一応警告してやる。行かないほうが身の為だ、クソれな」

闇姫は右手で、空中のリューガを指さした。

リューガは、全く疲れを見せない。むしろワンダーズ一同を痛めつける快感で、ますます身を軽くしているようにさえ見える。


「テメェらでは、やつに勝てない」

「なんで!?」



「単純すぎる。やつは強すぎる」

…強敵揃いの闇の世界ですら百戦錬磨と呼ばれ、恐れられる闇姫。そんな彼女が、具体的な理由もなしに[強すぎる]と発するとは。

れなは言葉が出なかった。だが…目から闘志は消えてない。

しばらく二人は互いを睨み合い…。


「馬鹿は言葉じゃ分からねえか」

闇姫は、れなの肩を更に深く掴み…投げ飛ばす。


空中に放り投げられたれなは、リューガ目掛けて飛んでいく。その時、リューガはラオンのナイフ攻撃を軽くあしらってるところだった。

れなの拳がリューガ目掛けて飛んでいく。

寸前で、リューガは首を軽く動かして回避する。その動作には、余裕に溢れていた。わざと寸前まで引きつけて、わざとギリギリでかわしたようだった。

「惜しいな?馬鹿じゃなきゃ当たってただろうな」

リューガが拳を打ち返す!れなはそれを手の平で受け止め、衝撃を和らげようとしたが…。


「うあっ!?!?」

拳を受け止めたれなの右腕が、火花を散らす。

そして、力が抜けてしまう。

激痛に息を吐くれなの胸に、さらなる拳が打ち込まれる。

これまでにない程の勢いで吹き飛ばされ、れなは壁に衝突。ついに壁が崩壊し、施設の外へ投げ出される。


施設の外。そこは、まさしく瘴気のど真ん中だった。

霧のみが支配する、暗黒の世界。

物という物が一切なく、崩壊しきって小さくなった施設も、霧に半分隠れてしまってる。

あの時、Fが再生成してくれた瘴気バリアのおかげで、瘴気の影響は少なかった。しかし…れなは自身の右腕を確認する。


「やられた…!」

腕は一部が黒ずみ、関節から内部のコードが露出している。自己強化機能もついているれなの腕は、これまで戦いを重ねるごとにその硬さと強さを増していったのだが、それでもこれだ。

重ねてきた経験を一気に否定された。

彼の本気の攻撃には、五発、いや二発も耐えられないだろう。

仲間達を守らないといけない。れなは立ち上がろうとしたが…。


「ぐっ…なに、これ」

体が重く、立ち上がれない。背中から凄まじい重圧がのしかかり、かつ何かに襟首を掴まれているような…。少なくとも、一人では感じる事はない、誰かに体の主導権を握られているような不快感だった。


施設…建物の外壁から、リューガの声が響く。

「へへへ、俺の力で瘴気を操作させてもらってるぜ。これだけ馬鹿な人間どもが悪意を撒き散らした場所なら、基本何でもできるな」

れなの背中に、鋭い痛みが走り始めた。

小さな針で抉られるような、細い苦痛。れなは手を震わせ、地に伏してしまう。

「ゔっ…ぐっ…」

ついに、近づく事すらできなくなった。



(この野郎!!まだ負けてないっ!!)

まっすぐな叫び声が出たと、錯覚した。

心の中での叫びに過ぎないというのに。



…とてつもない勢いで、意識が落ちていく。


まるで、誰かに引っ張られるように。







誰かに。





∫∷⊂⊃⊄ⁿ∩∷>∬⊃✞✛◀▲⬜








「やられてますね」








●◆✛⊂『}-⊄⊄(√}ⁿ■ー⊂⊂ⁿ(『❝⊂?










ステージでも、同様だった。

リューガが瘴気をコントロールし、ワンダーズを完全に押さえつけている。彼の足元では、瘴気に押しつぶされながらもナイフを離そうとしないラオンが。足だけでも切りつけてやろうと、腕をあげるが…。

「動けねえくせに。無力なゴミはとっとと諦めろ」

彼は、ラオンの手に狙いを定めると…足を振り下ろした。


関節部に叩き込まれた靴の、冷たい感触。それはラオンの腕の表面だけでなく、内部にまで不快感を与えた。

「っ!?」

痛みは、遅れて来た。


…ラオンの右腕が、へし折れていた。

いや、もはや折れているどころではない。完全にちぎれかけている。

紫の火花が飛び散り、オイルが断面から吹き出す。

「ぐあっ…!!!」

悲鳴はあげなかったが、苦痛に滲んだそのうめき声は、悲鳴以上に痛々しい。

千切れた腕はラオンの目の前に転がる。その手は、闘志の残滓とばかりに、尚もナイフを握っている。

リューガはラオンの背中に足を乗せ、その腕を拾い上げる。

「まだ持ってんのか。こんな事して、カッコいいと思われたいのかよ?」

「だ…まれ…!クソ野郎…」

残った左手で必死に立ち上がろうとするラオンだが、リューガは拾った腕をラオンの頭部へ振り下ろす!

彼女自身の刃が、頭を突く。腕、頭、二つの激痛が、ラオンを虐げた。

しかし最も抉られているのは、プライドだ。そしてそのプライドを削られているのは、ラオンだけではない。


「ラオンを…離せえええええ…!!!」

葵が、ステージの隅から飛び出す。

背中を丸め、足を曲げ、表情は歪みきっている。瘴気下ではこの動きが限界だ。それでも、ハンドガンを離さない。

持ち前の銃撃技術で、リューガの手を撃ち抜く。一瞬、リューガの反応が鈍り、こちらに顔を向けてくる。

「アホ面向けんじゃないわよ!」

葵は全ての力を振り絞り、高く飛翔、リューガの眼球目掛けて、弾丸を発射した!

二つの弾が目を潰す。鉄の鉛がめり込み、血が顔を濡らす。

すかさず葵はリューガの額に銃口を突きつけ、発砲、更に風穴を空けたのを確認すると、横から蹴りを炸裂させた!

吹き飛ばされ、壁に衝突するリューガ。葵は更に、事前に用意していた手榴弾をワンピースのポケットから取り出し、投げつける。

手榴弾は瞬時に分解され、爆発。床や壁の破片が飛び散り、葵の足元に転がってくる。

葵は膝をつくが、それでも尚、爆煙の中にいるであろうリューガに発砲。

葵の後ろからは、ドクロとテリーが魔弾を撃ち込んでいく。瘴気に身を削られる中、攻撃に攻撃を重ねる様は、何としてもリューガを倒そうという意思が伝わってくる。


「念入りだな?」

…何て事のないような声が聞こえてきた。



煙の中から、影が飛び出してくる。


リューガは…無傷だった。

いや、確かに傷はつけた。

簡単な事だった。再生されたのだ。

リューガは葵の前に立つと、その腕目掛けて手刀を突き出してきた!

咄嗟に腕をあげてかわし、至近距離から発砲する。リューガは首を傾けて瞬時に回避、足を振って蹴りを狙う。

葵はバク転してその蹴りをも華麗に避けようとしたが、リューガは彼女に指先を向け、何色もの光線を一気に放つ。

魔力の質が異なる光線だった。全く異なる属性の光線が同時に辺り、一瞬にして、身体に大きな負担がかけられる。

葵は、糸を外された操り人形であるかのごとく、重力に引っ張られるままに倒れ込む。

テリーが彼女の名を叫ぶより前に、リューガは彼の前に踏み込んだ。

拳が、テリーに放たれる。間一髪、テリーはそれをかわすが、ネクタイを掠める拳が、プレッシャーを与えてくる。

その圧に、一瞬怯んでしまった。

(しまった…)

拳は、彼の顔面を狙っていた。


直撃。

テリーの頭蓋骨は、ヒビを入れられる間もなく粉々に粉砕される!

「お兄ちゃぁん!!」

愛する妹の悲鳴。

地面に倒れ伏す、首無しのテリー。リューガは更に念入りに彼の体を破壊しようとするが、ドクロがそれを許さない。

怒りに表情を歪めた彼女は、両手に黒い魔力弾を生成し、向かおうとしたが…。


(待て!)


その声は…粉々になったはずのテリーの声だった。


「えっ、お兄ちゃん…!?」

元から骸骨のまま生きている死神テリー。

頭が崩壊する程度では死なないらしい。彼の残留思念、そして残された魔力が語りかけているのだと、彼女は瞬時に理解した。

(やめろ、ドクロ。こいつには絶対に勝てない!)

その声は、思念とは思えぬほどハッキリと聞こえた。相当強い魔力を絞り出し、必死に語りかけているようだ。

ドクロだけではない。他の仲間達にも、それは聞こえていた。

リューガにもそれが聞こえていたのか、彼は一度戦闘態勢を解き、両手を腰に添え、わざとらしいまでの笑みでそれを聞いていた。


(とにかく逃げろ!!俺やラオンを連れて逃げるんだ!!)

撤退…。

ここまで煽られて、撤退。



だが、彼の言う事はあまりに正しすぎた。



「…っ」

ドクロは…テリーの体を抱えこむ。

更に、テリーの声を聞いていたであろうれなも、ラオンと葵を両手に抱え込み、頭上に声をかけた。


「F!!」

れなの声かけに、Fはすぐに反応できなかった。ただ、目を丸めて戦いを見守るだけ…彼らしからぬ、無防備な姿だった。

ハッ、と意識を取り戻し、クラナを抱え込む。

「に、逃げるしかないな…」

彼は二階から飛び降り、れなの元へ。

「だが、どうやって逃げる?」

Fはリューガを横目で睨みながら問う。その目の周りには、皺が寄っていた。

れなは、ボロボロに砕け散った施設をあちこち見渡し、どこかにヒントがないか見渡す。

瘴気界の出口…世界の境目が、どこかにないだろうか。


「私の兵士達がここの出口を突き止めてる。やつらに従え」


そう言って、自ら前へ出ていくのは…それまで大きな動きを見せなかった闇姫だった。

れなが驚きの声を上げる。

「えっ、闇姫だけでこなかったの?テメーの事だから、『アタシ一人で十分だ』とか言って、一人で来たのかと思ってたわ」

「ふん。馬鹿にお似合いの勘違いだ」

闇姫は、ふん、と一つ息を漏らし、リューガへ歩み寄っていく。

「いいから、とっとと行け」



…彼女の言われるがままは悔しいが。


リューガに殺される方が、もっと悔しい。


「…仕方ない!逃げよう!!」

誰あろうれなが叫ぶ。

見えない手に引かれるかのように、彼女らは、このステージの唯一の出口であろう、崩壊しかけた扉へと急ぐ。

恐らく、あの先に闇姫の部下達が待ってくれている。


…今は逃げるしかない。


これも勝利への道。勝つ為には、逃げも肝心。

疲労した頭でその言葉を繰り返し、一同は扉を開く。



リューガは腰に手をやったまま、黙ってそれを見守っていた。

「…いいねえ。全部、俺の思うように動く。長生きしてもらった方が、より苦しめられるしな」


闇姫は…構えをとる。


「勝負だ。殺してやる、リューガ」






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