表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/68

2.つまり、TS主人公百合ハーレムってこと?

 困惑をそのままに俺は、自分の身体を触る。


髪長い

顔小さい

胸そこそこある

太もも程よく太い

脚長い


 成る程、俺は多分結構な美人になってる。

前世(多分もう戻れないし未練もないからそう呼ぶ)ではその手の小説もよく読んだ。


 つまり、俺TUEEEE ハーレムだと思ったらTS主人公百合ハーレムってこと?


ウェルカム。

うん、大好物だよそう言う展開。


 それにしても、周りは森だし見渡しても何も見えないし。初期スポーン終わってない?


下手したら初手BadEndだよ?


 百合もハーレムも好きだけど痛いのとかヒロインが傷付くのとか好きじゃないよ?


 特に仲間が死んで主人公が強くなるのは好きになれない。後に復活するのならまだ好きの部類だけどねぇ。


 下らない事を妄想しつつ辺りを散策していると突然、聞き慣れない轟音が響いた。


「な、なんだ!?」


 慌てて音のした方を確認すると、何かが落ちてきていた。


 今気付いたけど、この身体結構スペックが高い。目を凝らして見ると豆粒くらいの物を正確に捉えた。


え、女の子?


 目を疑い、更に目を凝らすと見えた。そして、俺は(わか)った、この世界の事、そしてあの落下する少女の事。正確には思い出したかもしれないがそんなことはどうでも良い。


 ただ一つ決まった。


俺の身の振り方そして生きる意味。


思い切り地面を蹴り走り出す。


 軽い、が扱いきれていない。振り回される感覚と御しきれずその反動で負荷のかかる身体。それでも有り余る力で落下する少女へと迫る。


再度地面を蹴り、今度は跳躍する。


 あっという間に木々の高さを超え少女をに手が届く所まで来る。丁寧に傷付けないようにソッとしかし素早く抱え地面に着地する。


 フワッと降りたつもりがダンッ!と音が鳴り少し足が埋まった。


「足がジーンてする…捻挫した~…いってぇ」



全く決まらないし足いたいし最悪。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ