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プロローグ
2025、4月1日。修正 魔法少女アニメ❌
魔法少女ゲーム⭕
俺は、どうしようもない落ちこぼれだった。
そんな俺でも、子供の頃は誰かの長所を褒めることが出来た。
けれど、数年経ってある程度歳を重ねると、誰かの長所を羨むようになった。
「どうしてアイツが、俺の方が努力したのに」
そう思うようになった。努力をしても追いつけない無力感を知った。
そして、大人になった俺はあらかじめ決まっていたかの様にあれよあれよとドロップアウトした。
何をやっても上手く行かず
数年振りに話した友人からマルチの勧誘を受け
バイト先の同僚からあらぬ悪口を言われ
初めて出来た彼女は浮気の挙げ句、俺を財布の代わりと罵った。
しっかりと人間不信になった。
しかし、俺の人生に転機が訪れた。
ある時、俺は部屋に現れた謎の穴に落ち、好きだった魔法少女ゲームの世界で生きて行く事になった。