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アンドロイド魔王による異世界での理想郷  作者: ノウミ
三章 〜龍の力と魔王心〜
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【第76話】人族軍の侵攻

どうも、ノウミと申します。

まだまだ作品数、話数としては少ないですが、これから皆様の元へ、面白かったと思って頂けるような作品を随時掲載していきますので、楽しみに読んでいただければと思います。

沢山の小説がある中で、沢山の面白い作品がある中で私の作品を読んでいただけた事を“読んでよかった”と思っていただける様にお届けします。


X(旧:Twitter)でも情報更新しています。

↓是非フォローください↓

https://x.com/noumi_20240308?s=21

人族の軍隊を発見して、避けるように森の中を駆け抜けて暫くした頃、目的の海族の住処へとたどり着いた。住居や建物がいくつか並んでおり、その奥には海も見える。


海族は、人族から逃げ回りながらこの地に村のようなものを形成していたのだろう。

私たちはこれから、この平和な村に人族の軍勢が迫っている事を知らして対応策を考えないといけない。


村の中へと入り、近くにいた海族の人にガリドン王はどこにいるか尋ねる、案内されて連れていかれたのは海だった。


「直ぐに戻ってきますので、ここでお待ちください」


そう言いながら海のそばで待つ事にする、どうやら海の中へと食料調達と戦に備えた海産資源を獲りに数名で向かっている最中との事だった。


着いてすぐに、海の奥から人影が数人見えた。

ちょうど戻ってきたらしく私たちはそのまま出迎える。


「おぉ、コハク殿!いかがなされた?」


「すまぬなガリドン、急な来訪失礼する」


「とんでもない、火急の用か?」


「うむ、人族の軍勢がこちらに向かっておる」


その場にいた全員がざわついた。


「その話は本当か?」


「この目で見てきた、間違いない」


ガリドンはすぐにその場にいた全員に命令を下す、逃げるのではなく迎撃すると。戦えない者は海辺まで逃して、それ以外の者はすぐに戦闘準備に入れと。


「して、それの為だけではあるまい。こちらに向かっている道中に見つけたのであろう?」


そうして私から今回の来訪の目的を伝える。龍の力を賜る事になりそれを担う者を探していると、そしてる(ウォーター)の原素を持つ者を探しにきたと。


「なるほどな、俺は違うから…」


「王よ!偵察部隊から報告が入りました、人族がこちらに向かって進行中、この場所までそんなに時間もありません!!」


「分かっている!指示は出した、お前らも迎撃準備だ!」


「ははっ!」


「すまんな、話を戻すが…今回の戦いにおいてその目で判断してくれて構わない」


「分かりました、そうさせて頂きます」


「よし、サクラは妾と共に行くぞ。ナディはいつも通り後方からたのむでな」


「了解しました」


そうしてそれぞれが準備と配置に着く、コハクとサクラは前線に立ち刀を片手に迎え撃つとの事だ、私は後方から魔銃・超電磁砲(レールガン)での射撃に備える、以前初稼働させた飛行ユニット/リフレクターも展開させて準備を整える。


それぞれが配置に着くと、森の奥から地面を踏み鳴らす足音と金属の擦れる音が聞こえ始めていた。


「きます」


次第にその姿を現しはじめてこちらを数で圧倒する、人族との争いについて改めて認識させられる。簡単なものではいかないと。


木の上に登り、私が初撃を放つ。


隣にいたガリドンはこの銃を知っていたので、驚きはしなかったがそれ以外の海族は慌ててこちらを見ていた、先に少しだけ伝えておけば良かったですね。


見事に人族の軍勢に直撃し、手前の数人を吹き飛ばす。向こうもそれにより戦闘態勢を整え初めていた、手前の軍勢は身の丈ほどの大楯を構え、後方からは杖を振りかざしながら術式を準備していた。


私は後方の杖を構えた集団に向かって数発撃ち込む、何人か倒す事は出来たが、それでもまだまだ残っている。


こちらに向かって放たれた術式を撃ち落とすかのように、こちらの海族たちも負けじと術式を放つ。


「総員、突撃だぁ!!」


「全軍前へ進めーっ!!」


お互いの号令と共に、大きく動き始めた。


コハクとサクラは刀を握り人族の軍勢に向かって二人で突撃していた、攻撃は当たる事なく的確に斬り伏せて突き進んでいる特に心配する必要は無さそうなので、私は引き続き後方の術式を放つ部隊を仕留める。


暫くはこちらの優勢が続いていた、だがそれでも人族の侵攻は歩みを止める事が無かった。まるで何かに追われているように、ただただ前に突き進むだけ。


少し違和感を覚え始めた頃、その理由が明らかになる。


私に向かって、水の弾が飛んできた。

当たる事はなかったが、ピンポイントで私を狙い撃ってきたのだ、さすがにこれ以上の同じ場所からの狙撃は続けれなかったので、木の上から降り地面に降り立つ。


「一体何者ですか?」


そう、飛んできた水の弾を計算すると敵はすぐそばまで迫ってきていた。たった一人でそいつは、こちらに向かって歩いてくる。


「あれ?当たんなかったの、めんどくさいなー」


「一人ですか?」


「そうだよ、弱い奴ら連れてきても意味ないじゃん?」


私は両手に拳銃を持ち替え、構える。


「あなたは強いと?」


気だるそうに髪をかきながら、赤髪で黒い着物のような服を着た男が答える。


「強いよ?だから、めんどくさいんだよね…抵抗するのも無駄だからさ、楽に死んでいってよ」


「お断りです」


私は飛行ユニット/リフレクターを展開し、その男の周りを旋回させる。出し惜しみしている暇はない、早くこの男を片付けて向こうの戦場に合流したい。


私が弾丸を撃つと、男の足元から水の壁のようなものが吹き出しそれを防がれた。構わずに撃ち続け、リフレクターに向かっても数発撃ち込み全方位から攻め立てる。


男はその場から動かずに、私の弾をすべて防ぐ。


「めんどくさい攻撃してくるねぇーっ」


私に撃ってきたのと同じであろう、水の弾をリフレクターに向かって放つが全て躱させる。


「うげぇ、当たんないじゃん」


「こっちの台詞ですよ」


お互いにその場から動かずに、撃ち合いが続いた。

男は諦めたのか、私を狙って撃ち込んでくる。

それを全て撃ち落とし、弾倉を入れ替えながらも撃ち続け拮抗した攻防が続く。


「しつこい…めんどくさい…だるい…」


「言ったでしょう?断ると」


「あぁぁあああっ!面倒くさいなぁ!!」


「諦めていただけるとありがたいのですが」


「もういいよ、面倒くさい…」


男の動きが変わる、全身が脱力したように体を曲げて吹き出していた水の壁を全て消していく。

本当に諦めたのか、向こうの戦力を見てもこのまま戦いあっても無駄だと感じたのだろうか。


「死ね、水ノ触手(ウォーターテンタクル)


男がこちらに手をかざすと、水の触手のようなものが現れてこちらに向かってくる。さながら槍のような鋭さを持つそれは、拳銃では撃ち落とさないと感じ直前で身を翻し避けきる。


一本だけではなかった、複数本現れたそれは頭上から叩き落としたり、鞭のようにしならせながら襲いかかってきたりと多方面から攻められている。

次々と、時間差をつけながら水の触手のような物が襲いかかってきて落ち着く暇もない。


幸いな事に、リフレクターへの攻撃はしていないようなのでこのまま周囲を旋回させ続けて、ほんの少しの隙を見つけては撃ち込んでみるが、当たらない。

水の職種に防がれるか、弾道を読んでいるのか体を逸らしながら避けている。


「あぁ、あぁぁぁあああっ!面倒くせぇ!」


今度は暴れ回っていた水の触手が全て、煙を出しながら消えていく。


「蒸発…している?」


熱気がこちらまで漂ってくる。確かに蒸発して消えていったようだ、気がつけば辺りを水蒸気が包みこんでいた。


男が手を挙げてこちらに向けた瞬間、後方から何かが私の腕を貫いてきた。


「なっ、」


何が起こったのか分からなかった、この水蒸気が周囲を包むように発生してからの出来事だった、この水蒸気が関係しているとは思うが、何が飛んできたのか、何をされたのかは分からない。


威力はないが貫通力はある。


(何を飛ばした?)


「もういいから、面倒くさいから死ねよ…」


「何度も言いますが嫌ですよ」


「ならすぐに終わらしてやる、この八獄衆が一人【ネッセン】がな…」

76話のご完読ありがとうございます!


続けての投稿!この前のお休みを挽回!

まだこの後も続いてますよ〜。


また次話でお会いしましょう!(^^)

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