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アンドロイド魔王による異世界での理想郷  作者: ノウミ
ニ章 〜種族連合と戒族の遺産〜
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【第45.5話】光の力の解放

どうも、ノウミと申します。

まだまだ作品数、話数としては少ないですが、これから皆様の元へ、面白かったと思って頂けるような作品を随時掲載していきますので、楽しみに読んでいただければと思います。

沢山の小説がある中で、沢山の面白い作品がある中で私の作品を読んでいただけた事を“読んでよかった”と思っていただける様にお届けします。


X(旧:Twitter)でも情報更新しています。

↓是非フォローください↓

https://x.com/noumi_20240308?s=21

俺は、八獄衆とやらが現れてから魔の森に籠る事になり、徹底的に光の力の解放を促された。基本的には大きい盾を持った【ライン】と、杖を使い術式を使いこなす【リャン】と共に、魔物を狩り続けていた。


時折、トリトが様子と稽古をつけに現れるが、基本的には俺を含めて三人でこの森に籠っていた。


「ちっ、全然強くなった気がしねぇな」


「王燐さん、仕方ないですよ、私たちも鍛え方がわからないんですから」


「にしても、カルラとホウキは何してんだ?」


「さぁ?私たちにも分かりません」


ラインはカルラの部下で、リャンはホウキの部下らしい。その二人が知らないとなると、本当に何も知らないんだろう。まぁ、俺には関係ないが。


「あの八獄衆とやらもしらねぇのか?」


「私は知りませんでしたね…リャンはどうですか?」


「ふぇっ?私も知らないですぅぅ」


あいつらには手も足も出なかった。気づいたら地面に叩きつけられ天井を見上げていた、またも気に食わない奴が増えた、そのせいでカルラもホウキもどこかへ消えてしまったし。


「仕方ねぇ、とりあえず魔物を狩り続けるか」


「それしかないでしょう」


「頑張りますぅぅぅ」


魔の森に籠り始めて数日が経っていた、あの日の傷は完全に癒えていたし、以前に敗北したカメレオンみたいな奴は倒す事が出来るほどには成長していた。


だがそれだけだ、光の力が解放されている気配がない。戦闘技術面では強くなっているだろうが、この力が解放されない事には、俺はこの世界において弱いままだ。方法もわからず、手探りで成果の出ない日々が続いていた。


「王燐さん、群れが来ますよ」


「分かってるよ」


そう言いながら剣を構える。



それからまた数日経つが、何も成果は無かった。ここに現れる魔物のほとんどは、倒せるようになっていたが、完全に頭打ちの状態になってきた。


「くそがぁ!!なんで出ねぇんだよ!!」


二人が冷たい目線を向けている、知ったこっちゃないこうなれば俺一人だってここに残ってやるさ。


「一度戻りませんか?」


「あぁ?戻らねえよ」


今更戻ったところで何になる、唯一の手がかりがこの魔物たちを狩ることらしい、それしか分かっていないのだから。


「分かりました…戻りたくなったら言ってください」


「戻るつもりはねぇよ」


そうして、また奥へと歩みを進めて行く。そういてば、かなり奥まで来たと思う、先ほどから魔物の数が増えたり、強くなている気がするのは気のせいだろうか。


「なんか、結構苦戦してきましたね」


「疲れてるだけだろ、気合い入れろ」


「はいはい」


こいつも俺の事を舐めているだろう、だか今は一人でも多くの戦力が欲しいところ、我慢だ。

そういえば、魔物を倒すたびに二人は魔核とやらを取り出していた、何に使うものか気になった。


「そういえば、魔核とやらはいつもどうしてんだ?」


「え?戻ってから換金してますよ」


「あぁ!?聞いてねぇぞ!」


「言いましたよ随分前に、俺は城で豪遊してるからお前らで好きにしろって言ったんでしょうが!」


そんな事言ったような、言ってないような。まぁ、金は幾らでも貰えるし、食べ物も女も求めたら用意してくれるので、いらないといえばいらないな。


「ちょっと貸せ」


「あっ、」


リャンから魔核の一つを奪い取り、手に持ってみる。どこからどうみてもただの石ころしか見えない。まぁ、霞んだ宝石が良いとこだろうな。

ただ、その魔核から目が離せなかった。


おもむろに、それを口に運ぶ。


「ちょっ」

「ええっ!?」


魔核はそのまま噛み砕く事が出来た、味はしないが特に不味くもない。


「おいおい!魔核を食うって正気か!?」

「そうですよぉ〜ぺってして下さい、ぺって」


そのまま魔核を呑み込む。熱いものが全身を駆け巡る感覚に襲われる、体の中が熱くなってきた。

その熱は、好きな場所に流していける感覚がある。


「お〜い、大丈夫か?」


「ちょっとどけ」


「はっ?」


熱を腕に流し、それを剣に伝わせる。

すると、剣が光り始めた、これが光の力なのだろうか。その剣を近くにあった木に向かって振り切ると、豆腐を切るように見事に切断出来た。


「うぉあ!?」

「ふぅえっ!?」


「おい、魔核を俺に寄越せ」


これが光の力を解放する方法か、ただ先程の魔核一つ分では、一振りするだけで熱は消えていた。再度、熱を込めようとしても何も起こらない。


もっと沢山の魔核を食べなくては。


都合良く、ここには魔物で溢れている。




そうして、俺たちは魔の森の魔物を狩り尽くす勢いで森の中を進んで行った。狩ったはしから魔核を食い、光の力を蓄える。これがあれば、八獄衆とやらにも遅れは取らないだろう。


そう考えていると、森の中に兵士が数人向かって来ていた。王からの呼び出しがあるとの事で、俺たちは城へと戻る事にする。


「報告は書いておる、光の力を解放したと?」


「あぁ」


「良くやった、その力すぐに振るってもらいたい」


「構わないさ、どこに行けばいい?」


聞くと、ある森に行った八獄衆の二人が戻ってこないとの事だった、一緒に行ったはずの兵士も戻る気配がないと。


そいつらに下していた命令、エルフ人の殲滅を引き継いで欲しいのと、八獄衆の行方を調べて欲しいと。


「はっ、ざまぁねぇな」


「行ってくれるか?」


「分かったよ、この力を存分に振るってやる、期待して待ってな」


そうして、俺たちは城を後にし大峰魔山を越えて、エルフ人達が住むと言われている場所に向かった。


「この力を使いこなし、俺が王になってやる」


ようやく力を手に入れたのだ、この世界も弱肉強食の世界。力を手に入れた俺は圧倒的強者になる。

まだ完全に扱いきれていないので、ここでものにしてやる、待ってろよ。俺の礎となりやがれ。

第45.5話ご完読ありがとうございます!


今回は例の如く、王燐視点となります。

少し遡った話ですね。


また次話でお会いしましょう(^^)

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