下着少女の無料のウラオモテ! ~セーラー服を着た彼女に見せてもらう。調子に乗ってキケンな裏側を見たいと頼んだら、タダじゃダメだと言われたので、財布から一万円札が登場! 最後にお札はグレードアップ!~
イリオモテヤマネコのファンの方々、すみません。ウラオモテってカタカナで書くと、イリオモテヤマネコを連想してしまいます。
男子高校生のあなたは、彼女の部屋にいた。同級生でもある彼女は、黒いセーラー服姿だった。
「ちょっと聞いてみたいことがあるの」
そう言って彼女はスカートを両手でたくし上げる。
下着全体が、あなたの目に映った。
彼女のショーツの色はパステルパープルだった。上のほうには白い花柄模様が広がっており、繊細で美しい。花柄模様の中には一つだけ、パステルパープルの小さなリボンがついている。スカートが裏表ともに黒いため、薄い色のショーツが良く映える。
「こっちが表」
そう言ってから、彼女は一旦スカートを戻し、あなたに背を向けた。背中には三つ編みにした黒髪が垂れているものの、黒いセーラー服の上ではあまり目立たない。
今度はお尻側のスカートが、あなたの前でたくし上げられた。
「こっちが裏」
後方はほぼパステルパープル一色だった。ただ、中央の最上部に白いリボンがあり、その下には濃いめの紫色で小さく英字が書かれていた。何と書かれていたのかは、読む前にスカートが下ろされたので分からなかった。
「表と裏、どっちが良い?」
彼女に聞かれたあなたは興奮していた。調子に乗って、下着の前後ではなく、下着の裏側を見たいと懇願する。
「えー、そういうのは困るよー。でも……特別だよ? 見せてあげちゃう」
彼女の言葉にあなたは歓喜を上げた。
下着の裏側、つまりは下着がめくられることによって、副産物的に内側の肌が眺められる。
そう期待をしたのに。
あなたは彼女の行動を見ているうちに、だんだんと、興奮が冷めていってしまう……。
まず、彼女はスカートを脱いだ。それを床に放置した。
下半身は下着だけの状態で、タンスのほうに移動した。
一枚、タンスから別の下着を出した。白い下着だった。
すでに穿いていた下着の上から、新たに下着を穿いた。
白い下着のほうが大きく、元々の下着は覆い隠される。
そんな状態で、白い下着の内側だけをめくって見せた。
これが一連の流れだった。
重ねて穿いた、白い下着の白い裏地。これを見るのは、どこかに置いてある下着の裏側を見るのと大差がない。
それに、本当に見たかった内側の肌は、パステルパープルの下着が完全防御しており、全く拝められなかった。
やがては、上の下着がめくられる特別な時間も終了する。
「――はい、無料サービスだと、ここまで。下着一枚の時の裏側を見たいのなら、当然タダじゃダメだよ。お金をくれなくちゃ。一万円でどう?」
あなたは要求された一万円札を財布から迅速に出した。
「えっ、本当に出すとは……」
下半身が下着姿の女子は困惑する。
あなたは一万円を無理矢理渡して、彼女に受け取らせた。これで契約は完了だ。
「……うん、分かった。そこまでして見たいのなら、見せてあげます。――でも、今すぐじゃないね! こーいうことは、十八禁なの! ダメなのっ!」
彼女は一万円を持ちながら両手を交差させてバツを作った。
「私だってね、この一万円をもらっちゃったからには、約束を守りたいって思っているんだよ? けど、世間で禁止されているルールは破れないから、私が十八歳になった後に、見せることにするね! ただし、見た場合は、私を一生養うこと! これは絶対条件だからねっ!」
一万円以上の損をしたあなただった。
いや、この子を近い将来自分のものに出来るのなら、むしろお得かもしれない……。
あなたが考え込んでいると、彼女は諦めたようだ。
「……やっぱり、一万円じゃそこまでしてもらうのは無理かぁー。じゃあ、今の話は無しってことで、このお札は返してあげる。でも、それだけだとかわいそうだから、十八禁にならない範囲で、要望に応えてあげましょう!」
彼女は裏側の下着を上からちょっとだけ引っ張って、一万円札を内側に入れた。肌の上にじっくりと押しつけながら通過させ、右足のつけ根からお金を出した。それをあなたに差し出す。
「返金してあ・げ・る」
遊女が頬を染めたような顔を見せられながら、あなたの現金が戻って来た。
あなたの一万円札は、使うのがもったいないと思えるような、見えない付加価値がついたお宝になってしまった。
(終わり)
以前、別の作品でも書きましたが、中に通すのは、やっばいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。