6、竜の町とか言われてるし何となく何が起きるかわかってるでしょ?
ガスが止まったびっくりした。
俺はカードを見せる直前1つの魔法を解き、また一つの魔法を発動させた。
解除した魔法の名は「思考低下」。
思考低下:生き物の思考能力っを低下させる魔法。要するに頭がパッパラパーになる魔法。
そう、俺は普段から頭をパッパラパーにする魔法をかけている。うん、キモイね。待ってくれ違うんだよ!ちゃんとした理由はあるんだ!ユニークスキルは強制発動なんだ。つまり孤高の能力で一万倍にされた力で普段から生活しなくてはいけないんだ、普通の生活なんてできるわけがないじゃん!大抵のものが触れる前の風で壊れるんだぞ、そんな中で何事もなく生活できるのなら是非ともやって貰いたいですね!
はい。すいません。
まぁつまりは腕力と同じで思考能力も上がっているんだ。普通にするだけでも時間が止まったような感覚になるぐらいの演算、本気を出せば1カ月先の未来まで見れるし、宇宙の謎も解けた。あなたは普段の生活から宇宙の謎解きたいと思いますか?まぁそ言う人も居るでしょうが、少なくとも俺は違う。先の分かった人生なんて何も面白くないし、全然進まない時間にも嫌気がさす。だからこういう需要と供給がが釣り合わない能力は自分の魔法で封印しているのだ。
そこで気になっているであろう質問に答えたいと思います。俺のスキルには状態異常無効と言うものがある。これでは、能力の封印はできないのではないか?こう思った人もいるだろう。でも大丈夫、スキルは自分の意思で発動しないようにできるのだ。そんな事から俺は異常状態無効のスキルは使った事がない。そもそも俺に魔法や攻撃を当てることすらほぼ不可能な上に、俺の体には反射の結界も貼ってあるから攻撃が自分の加えたダメージかける1万のダメージが跳ね返るからそもそもが無理だし、もし掛けられたとしても回復魔法で一発で治るうえに、体のありとあらゆるものが治るから逆に強くなる。
あと、ステータスの項目に魔力適合力というのがある。これは魔力に対してどれだけ馴染むかというか項目だ、これが高ければ身体強化の魔法の効率が上がるため戦闘する上でも大切な項目だ。実はこのステータスには重要な事がある、それはこの適合できる魔力が自分の魔力だけということ、これはとても重要で適合力の値がたっければ外部からの自分より低い魔力に干渉されなくなる。
はい。これだけ説明しれば俺に対してどれだけ状態異常無効というスキルが無意味な事が分ってもらえたとおもいます。
取り敢えず俺には色々不自由があってそれを普段抑えている。でもそれを俺は今解いた。ちょっと問題が出来たからだが、流石にそのままを見せるのはやばいからね、しょうがないね。後ごまかすために新しく魔法も使った。
その名も「隠蔽」。その名のとうり色々なものを隠蔽するの魔法だ。この魔法を使うと文字や形、感触、におい、味まで変えることができ、人の五感を惑わせる魔法。
それでもこの魔法には欠点がある。鑑定というごくありふれた魔法で見破られてしまうのだ。
鑑定:使ったもののステータスや効能、エンチャントの内容を見ることができる魔法。また隠蔽された物を本当の姿を見ることもできる。
でも実は、隠蔽を多重にかけることでわかりづらくすることは出来るのだ。隠蔽を絶対バレない所まで多重発動をさせ、エルシア達には済まないが騙す事にした。
ギルドカードを手にすると思考低下の魔法を解くと時の流れが遅くなり、五感から伝わる情報量が大量に頭へと流れ込み、これから起きるであろう未来が浮かびあがる。それを余裕でやってのける頭の処理能力ははるかにコンピュータを凌ぐほど。その中で隠蔽という魔法を使えばどうなるか、今からやってみよう。
まず、変えたい者を決め、変える内容を決める、今日の場合は魔法と技能以外のステータスを選択し、変える内容はエルシアに見せた魔法のレベルに合った値に年齢と加護、ユニークスキル。
加護とユニークスキルに関しては消すだけだから簡単なのだが年齢とステータス値はそのレベルにギリギリ沿ったものにしなければならない、その辺の計算は余裕なんでいいけど、年齢変える必要あるのかは、また説明しないければなるまい。どうやら俺の成長は孤高のせいで止まっているらしく、孤高を手に入れた日から全然変わっていない、まだ見た目は18歳ぐらいしか無いのだ。だから不審がられないよう一応18に変えるだけだ。
これらをした後に隠蔽魔法の魔法陣を作成する、通常は必要ないのだが、魔法を重ねるとお互いを押しのけようと反発し、魔法が暴発してしまう、それを補うのがこの魔法陣、この陣は魔法の安定化を図る一般的な物を改良してより効率的にしたいわば改造版で、これを使えばより早く魔法同士を安定させることができる。
そして魔法陣を作った後にその上から隠蔽の魔法を6個かける。俺の時代では3つもかければほぼ安全だったがこの時代魔法のレベルはまだよく分からんから、ちょっと多めに重ねてみた。
これまでにかかった時間は100万分の1秒。一般的に人う間が反応できるスピードが10分の1秒取り敢えず10万倍のスピードでやったら流石に反応できまい。
それを俺は何食わぬ顔で偽装したカードをエルシアと前の回で紹介を省いた受付のお姉さんに見せた。
その結果今の状況になる。
「あなたレベル120って、え~~!ちょま、え!?」
エルシアが驚いているが、その横で口が開きぱなしの姉さん。
「………おお願いがあります!」
さっきまで静かだったお姉さんが声を荒げ、前のめりになりその柔らかなの感触が伝わる。それににやける顔。
「あっ、はい。なんでしょう」
変な声が出てしまった…でもあれだよね、男ならこの感触は凶器だよね。
「今変な声が…いえ、そんなことよりお願いしたい事が……」
お姉さんの話をまとめると、最近森に大型の魔物が見つかる事が多くなっているそうで、俺にその魔物を討伐して欲しいとのこと。討伐レートはA相当だそうだ。
討伐レートとわギルドが定めた魔物の強さや厄介さに応じてつけられたランクの付けのような者でSSレートからEレートまでありやはりレートが高ければ高いほど魔物は強くなり、それに連なり報酬も上がる。だが注意しなければならないのは自分に合ったレートを選ぶこと一歩選択を間違えば命を落としかねないのが冒険者というものだ、身体が資本の冒険者は常に自分を知る事が大事なのだ。
と、お姉さんから説明を受けた。俺のいた時代では無かったシステムだから正直に有難い。
「わかりました。いいですよ。どうせすることあんまり無かったんで」
「本当ですか!?ではギルドの方で手続きをしてもらいって構いませんか?」
「はい、わかりました、ねぇエルシアも一緒に行くかい?」
「え、私?…いい〜わよやってやろうじゃないの!」
妙に意気込むエルシア。
「そうか!じゃあお姉さんその依頼俺達が承った」
「ありがとうございます!」
深く深く頭を下げるお姉さん。そんな低い姿勢から立派な物に目が行くのは悪いと思うが、世界には万乳引力という不思議な力があるからな。自然の摂理だ。無理もない。ほら周りの人もなんかこっち見てるし主に男の人が、
「じゃ早速行こうかエルシア!」
「あ、うん。行きましょうか」
彼らは目標に向け詰め所を後にした。
「あの~もっと詳しい情報とかはいらないんですか?」
その言葉を聞くや否や彼らは逆に歩みを進めた。
ここではかわいそうなのでお姉さんの紹介をしましょう。
クリシア・スタンフォード(年齢は秘密)
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