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俺は最強だ!  作者: ありふれたトマト
3/9

3,飛行少女はかわいいがテンプレです。

皆さんプリンは好きですか?

女神様に送り出され魔法陣を通り抜けると青い空、緑の大地に見覚えもなければ少し空気も変わったような感じがする。やはり一度死ぬとそういう感覚とかは変わるものなのだろうか?まぁいいや。それよりも此処が何処なのかそれもを確かめないと、


「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


どこからともなく女の子ぽい声が聞こえる。あたりを見渡すが、周りには女の子の姿はおろか人の姿も見えない。気のせいかな?

「きぁああああああああああ」

ううん?やっぱり聞こえる。あれかな、生き返った反動とかかな?マジかここまではっきりわかるぐらいの空耳はやばいんじゃないか!?

「うわあああああああああああああ、そこの人たすけてえええ」

助けてという聞きなれた言葉に体が反応し声のする場所を特定する。そこは俺の頭上だった。

「うぎゃあああああああ死ぬ死ぬ!いやああああああああ」

上を見るとそこには泣き叫ながら落ちてくる女の子がいた。距離にして約30メートルぐらいこれなら余裕だな。俺は彼女の落下地点を柔らかく弾力性を持たせる魔法をかける。落ちてくる勢いのまま受け止めると彼女への負担がえげつないので地面をクッションにしたのだ。それでも今の体勢的に顔からダイブする事になる,それはいかんので、俺は軽く飛び上がり彼女を背中から抱きかかえるようにして、くるっと半回転し俺が下になるような体勢でそのまま柔かくした地面に落ちた。そうすると地面はボヨーンっと凹み彼女の痛みを軽減すると、凹んだ勢いで地面は反発し俺と彼女の体を打ち上げるが、お姫様抱っこに持ち替えそのまま着地した。

「……………………へ?」

彼女は暫しの沈黙の後今起こった理解し難い状況をなんとか把握しようとしたが失敗に終わった。

「あの〜大丈夫ですか?」

「え!?いや、あの、その…え?ワタシイキテルノ?」

そう言って自分の体を触り無事な事を確かめる。なぜ片言になった?

「…終わりましたか?」

「あ、はい。あの…えーと、ありがとうございます」

「どういたしまして。どこか痛む場所とかありますかね」

「いえ、特にはないです、けど…精神的になんかこう疲れました。」

「まぁ、そうですよね……あの名前を聞いてもいいんですか?」

「あ、はいえっとそれはいいんですけど…まず降ろしてもらってもいいですか?」

少し顔を赤くしながらそう言ってきた。おっとこれは…意識せずにやったが中々恥ずかしいものがある。決してわざとでは無い。決してだ。

「あ、すいません今降ろしますね」

彼女を足からスッと降ろす。そして彼女は乱れた髪や服を直す。

「さっきは危ない所を助けていただきありがとうございます。私は人族(ヒューマン)で冒険者をやってる、魔法師の「エル・ガレシア・クロッド」です。親しい人はエルシアとかシアって呼んでいます。よろしくお願いします」

そう差し出し握手を求めてきた。彼女は金色の長い髪を三つ編みにし一本にまとめていて動きやすくしている、その赤く輝く様な目はなんとも美しい、少しポワッとした顔は美人な顔を可愛らしくしている、服装は魔法師らしい白のローブを羽織り山道でも安心なブーツを履いている、手にはよくある感じの先がくるってしてるタイプの杖を持っている。

「ああよろしく頼むエルシア。俺はクラス・ハーペントだ、俺も冒険者をしている得意なのは剣だ。あと俺も人族(ヒューマン)だ」

と、自己紹介するとエルシアが引きつった顔をしている。この反応もよくされすぎて慣れたものだ。俺の名前に反応するとこんな風にみんななってしまうのだ。

「いやいやいや、あなたねいくら命の恩人でもハーペント様の名前を語るのは流石に怒るわよ?」

「いや!だから俺がそのハーペントなんだて」

「何を言っているのあなたは、ハーペント様はね今から約一千年以上前に、魔物がはびこる中彼、彼のパーティは勇敢に戦い続けた最高にカッコイイ人たちなのよ!そしてそのパーティでも一番強かったのがハーペント様よ。ハーペント様はパーティのリーダーでたった一人でも何百もの魔物を倒すほどの実力があったという人類史上最強のお方よ。あなたも知っているでしょ?」

「ん?」

「あなたもしかして知らないの!?」

ううん、これはおかしいな、絶対におかしいなんか一千年前って言ってたけど…これはもしかして

「少し常識クイズを出すから答えてくれ。いいな」

「え何?急にどうしたん?私よりあんたの頭が逝っちゃの?」

「…でわ問題です。今は精暦何年でしょうか」

「強引に始めないでくれる。まぁいいけどそれぐらい、今は精霊が誕生して3200年でしょ」

やっぱりか、どうやら俺は1000年後の未来に来てしまった様だ。なるほど道理で空気感とか色々変わってるわけだ。よく見てみると彼女の腰にも見たことのないアイテムがあるし、ローブにも知らない魔法陣が描かれてる。やっぱりこんなのみると千年の間にどれだけ進歩したのか楽しみだがそれは置いといて今はこの状況をうまく誤魔化さないと、

「そ〜だよな、当然だよな〜うん、知ってた知ってた」

「いや、それ絶対知らないやつ」

「…」

「…」

「…そのことは余り触れないでくれれば助かる」

「はぁ〜いいわ、さっき助けてもらったしねでもあなたに余計興味が湧いたわ」

「ありがとう助かるよエルシア」

「どういたしまして」

「それで聞いてもいいかな?」

「なにを?」

「なんで落ちてきたのか」

「あ〜それ聞いちゃう?」

「話してくれるなら」

「…落ちた」

「え?」

「…だから箒で飛んでたら…落ちた」

「…ごめんなんか恥ずかしいこと聞いた」

「やめて!そんなこと言われると余計恥ずかしくなる」

そう言うと赤くした顔を手で覆っている。正直エルシアは俺の会ってきた子達と比べてもかなりの美人だ、そんな子がこんな可愛らしい仕草をしては「何この子可愛い!」ってなるから、もっとやってください。お願いします。


そうして見惚れていると甲高い男の声が聞こえてきた。


「ヒャハー!おいそこの男!女と荷物を置いて立ち去りな!」


そんなことを言ったやつを合わせて合計7人の盗賊らしき世紀末やろうが出てきた。




私は黒霧島が好きです。

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