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どこにでもある詩

作者:特撮仮面
 燃え落ちていく世界の中で、君は笑って言いました。

 大丈夫だ、任せとけ。君はそう言って小さな背中をみせてくれました。

 冷たく苦しい世界の中で、君は笑って言いました。

 大丈夫だ、任せとけ。君は私を抱き締めてくれましたね。

 緑萌える世界の中で、君は笑って言いました。

 頬を赤く染めて照れ臭そうで、私が笑うと君は怒りましたけど、私、嬉しかったんですよ? でも、恥ずかしかったんです。

 痛く、辛い光の中で、君は笑って言いました。

 大丈夫だ、任せとけ。痛みを堪え、それでも笑って君は私に背を向けました。

 悲しく暗い闇の中で、君は笑って言いました。

 大丈夫だ、任せとけ。皆が怖くて、辛くて、それでも君は真っ直ぐ立って、私たちを支えてくれました。

 だから、私は言いましょう。

 小さくてとても大きな君に、私は笑って言いましょう。

 大丈夫です、任せてください。

 涙はないです。笑ってください。運命、だなんて言いません。ずっと支えてくれたあなたへの、せめてもの恩返し。でも、これだけじゃ足りません。

 貴方の背中に魅せられて、貴方の声に魅せられて。貴方の姿が、貴方の心が、貴方の全てが私に全てをくれました。

 だから、笑ってください。私の大切な、笑顔をください。そうすれば大丈夫。私は大丈夫です。

 狭く小さな世界の中で、貴方は笑顔をくれました。

 歯を食い縛って涙を溜めて。そして言ってくれました。

 暗く小さな世界の中で、私は笑って言いましょう。

 大丈夫です。だって任されたんですから。


 嗚呼、でも…………望むなら貴方の元で………………。
















「……あのさ、いやほんと、ああいうのは今回だけにしてよ」

広く大きな世界の中で、君は笑って言いました。

「知ってるよ。方法はあれしかなかった。分かってる。でも、次はなし。いい? 大切な、家族なんだからさ」

隣に立つ君は、鈍いから多分気づかない。いや、気づかない方がいいのかも。

「ええ、分かってます。貴方もだめ、ですよ?」
「俺は無茶しないからいいの」

二人で隣り逢って、笑い在って。

大丈夫だって、言うんです。

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