ハードパンチャー?
しかし腐っても世界神様ですね。あんな一瞬で、こんな部屋を作るとは…とは言え部屋の中が何も無いんですが?本当に部屋を作っただけなんですね…そりゃまぁ神様なので家具や寝具は必要はありませんがね。とは言え一応相手が人間なのでそれなりに準備も必要でしょうに…
「主様?」
なんだか一人で喋るのは恥ずかしいですね?というか聞こえてるんでしょうか?
「聞こえてますか?変態主?」
「聞こえてるよサクラ君!あと、変態主は止めて頂きたいのですが?」
「なんだ、聞こえてるんですね。一人で喋ってるようで恥ずかしかったのですが。そんな事より部屋の中が何も無いんですが?」
「えっ?何かしら必要なの?」
「一応は転成させるんですからそれなりの説得力を持った雰囲気は必要かと?」
「そうなんだーんっとどうしよう…雰囲気って言われてもいまいち解らんのだが?」
「まぁ確かに変態主には威厳やら雰囲気やらなんやらが足りて無いですからねぇ」
「うん、まずはさらっとディスるのを止めて欲しいかな。後その空間ではサクラの好きに創造出来る様になってるから自分で好きな様に作ってくれれば良いよ?」
「ふぇっ?創造は世界神のみが出来るはずでは?この部屋だけ?」
「うんまぁそうなんだけどね。その空間は特別に出来る様にしてあるよ?じゃないと能力付加が出来ないでしょ?」
「あぁ成る程!では好きな様に作って良いのですね?」
「うん。まぁその空間は転成後に転成者の監視用にサクラにあげるつもりだったから好きにして良いよ?」
「監視用に?直接的に関わるのでは?」
「いくら直接的に関わるって言っても世界に降りて干渉すると、能力がかなり制限されるから監視できる拠点で監視したほうが即対応出来るでしょ?世界に直接干渉するには創造出来たほうが便利だし?」
「まぁ確かにそうなんですが」
「あと、転成者候補が来たら直接声で指示やフォロー出来ないから〝念話〟出来る様にしてあるからね?声ださなくても伝えたい事は伝わるよ?」
「そういう事は早く言って貰いたいですね『これで伝わりますか?変態主?』」
『うん伝わるよ?後変態呼ばわりは出来れば止めて頂きたいのですが?』
成る程伝わる様ですね。まぁそんな事より部屋の中を整えますか。しかしどの程度の広さが有るんですかね?真っ白で終わりが見えないんですが?
『主様?この空間はどの程度の広さが有るんですか?端が見えないんですが?』
『うんとーとりあえず五キロ四方かな?足りない?』
『広すぎてもて余しそうなんですが?足りない訳無いです。バカなんですか?』
『サクラ君?なんだか容赦が無くなって来てないかい?意外と神様も心折れやすいのよ?もうちょっと大事にしてくれても神様的にはバチは当たらないと思うのね?』
『ハイハイでこのだだっ広い空間はどうすれば?』
全く打たれ弱いヘタレですねぇ?私の主ならもうちょっと強くなって貰いたいものです。
『なんだか失礼な事考えてる気もするけどまぁ良いか。とりあえず面談用に1つ部屋作ってくれれば良いよ?基本的には何しでかすか解らん転成者監視さえしててくれれば好きな事してても大丈夫だから!後ネット繋がるからそれで調べてサクラの好きな様に環境整えて?』
『ありがとうございます主様』
『いやいやお礼言われる程の事してないから!転成者の監視は何年続くか解らないから少しでも負担の無いようにと思ってね?辛い仕事だけど頑張ってね』
『ありがとうございます主様!ではとりあえず面談用に部屋を作ります!』
『おぉう頑張ってね?終わったら転成者入れるから念話してね』
『ハイ!』
うふふ♪やはり今の打たれ弱い主様のほうが良いかもしれませんね?優しいですし!ではとりあえず面談用に部屋を作りますか!