えっ?
「 やっべ!めっちゃ魔物増えてんじゃん!」
ちょっと寝すぎたかなぁ・・・
やべぇなぁ、創造神様に怒られんなぁ・・・
300年ほど昼寝しただけなのに、人間界滅びそうじゃん(笑)
「なんだよー、人族もうちょっと頑張れってばー」
誰かに、加護でも与えて・・・・
イヤイヤ!そんなレベルじゃないわコリャ!!!
魔王とか生えてきてんじゃん(笑)
「うわぁマジかー、めんどいわー創造神様にめっちゃ怒られるわー」
ブラックな環境で3億年頑張って、やっと手に入れた三食昼寝付きの仕事だったのになー
「また一からやり直しか・・・イヤイヤ諦めんな俺!!!頑張れば出来る子って言われてただろ!」
・・・・・・・ハッ!勇者召喚があった!
確かこんな時の為に此所にマニュアルがあったはず・・・・
「えっと 、確かこの棚に・・・ゲホゲホッ!きったねーなもー埃だらけじゃんもー」
マニュアルとかスルーしてたから忘れてたわー、つかやっぱ一人暮らしが長いと独り言増えるってホントだわ、そろそろ婚活しなきゃいかんかねーってそれどころじゃなかった!
マニュアルマニュアルっと、えーと?まずは異世界から適当な魂を捕まえて・・・
「フムフム、あー要するに適当におだてて力を与えて魔王やっつけて貰えばOKって事ね」
んじゃまいっちょやってみっかー三食昼寝付きの為に頑張って貰いますかー
「まずは異世界の魂の選択からだったな」
・・・・・何処からが良いのかな?・・・異世界って有りすぎじゃん!
こんな時は、ネットで検索だなどれどれ・・・地球の日本人が良いみたいだな
しっかしネットとか便利になったよなー科学とか発展させてる世界とかすげーわ
《基本的に素直で、争い事の嫌いな大人しい民族ですが、キレて一度戦いだすと割りと死ぬまで戦います》
ほうほう、こりゃ良いんじゃね♪魔物増えて困ってるし、魔王とか生えてるし、ん?まだ続きがあるのか?
《但し、神に対する敬意や信仰は薄く力を与え過ぎれば逆に狩られる可能性が有ります。》
・・・・・なにそれ怖い。どんな戦闘民族なんだよ、やべーよ日本人止めようかな・・・・
あっ!そう言えばお隣さんが日本人召喚したって言ってたな?
聞いてみるか・・・電話電話っと
「あっモシモシ、俺だよ俺!!」
「おーお隣さんかーどしたん?」
「こないだ異世界召喚したって言ってたじゃん?」
「あーしたねー日本人だっけか?」
「そうそれ!うちもさーしようかと思ってんだけど、どんなかんじなん?」
「どしたん?」
「イヤー、ちょっと目を放した隙に、魔物増えちゃったんだよねー」
「あーあるある」
「んで、魔王とか生えてきてんだわ」
「えっ?」
「えっ?」
「マジで?」
「マジで!」
「それ・・・ヤバくね?」
「だよねー」
「こないだ、俺の知り合いの世界神が、それで創造神様にめっちゃ怒られたらしいぞ?」
「マジで?」
「マジで」
「でも、お隣さんも召喚する位に魔物増えたんじゃ?」
「いや、うちは文化的に停滞してたから、異世界召喚して刺激を与えようかなって」
「あーそっちかー」
「うん、まー魔物は魔法がある時点で、どうしても生まれるからある程度は、見逃して貰えると思うけどね」
「だよねー」
「魔王は・・・ねぇ」
「ですよねー」
やっべーじゃん!どうしよーやっぱ魔王はダメかー生えちゃってるんだよなー
「でも、自分で解決出来たら罰はなかったような・・・・」
「えっ?マジで?」
「うん、確かマニュアルに載ってたような?」
「マニュアルに?」
えースルーしてたわー、見てみるか
「見てみなよ?確か魔物の章の第3号のところだと思ったけど」
「うん、ありがと」
やべーなーお隣さんが神様に見えて来たって俺も神様か(笑)しかも電話だし見えて無いってゆー(笑)
どれどれ、あっこれかー第3号の・・・・ほうほう、報告するか自己責任で討伐することかー。
てか世界に介入出来ないじゃん。あーだから召喚するのねー。
「んでお隣さんが召喚した日本人はどんな感じなん?」
「うち?うちは良い感じに文化も進んで、人口も増えて良いよ?ただ内政チートだ!ヒャッハー!とかワケわからん事言ってたけど」
「なにそれ怖い」
「でも良い子だったよ?なんかハーレム作ってるけど(笑)」
「まぁ、そのくらいなら許容範囲かー」
「だね」
「うちもやっぱ召喚しないと不味いよね?」
「だねぇ、魔王生えてるんだし(笑)」
「ですよねー、日本人召喚するしかないかー」
「そうしなよー良いよー日本人、ちょっとわからんとこも多いけど?」
「そっかそっか、やっぱ日本人かー」
「うんうん」
「長々とありがとねーうちもやってみるよ」
「はいはーい、そう言えば今度合コンがあるんだけ「行く!」ど・・・返事が早いねぇ」
「まぁ20年後だから、魔王とかも片付いてると思うから、安心して準備しとくよ」
「ありがとうございます!貴方が神様か!」
「あんたも神でしょ(笑)」
「そうでした(笑)」
「なんにせよ召喚するなら地球の神に挨拶はしとかないと、不味いから挨拶だけはしときなよ?」
「あーそうねーでもさー・・・地球の神様ってめっちゃ堅いよね?」
「うんまぁねぇ、魔法とかを使用させずに科学的な文明発展させてるからねぇ」
「・・・・・」
えっ何それすげぇ大変じゃん!魔法与えて適当に生態系整えたほうが事務処理とか楽だし、信仰とか集めるのに科学的な文明って真逆じゃん?
えっ何変態なの?ドMなの?
「おーい、お隣の聞いてる?」
ハッ!いかんいかん!「あーゴメンね聞いてるよ」
「まぁちょっと口うるさいところもあるけど、基本良い人だから・・・・怒らせなきゃ」
「そっかそっか、ありがとねー早速挨拶しに行くよ
。合コンの件よろ!」
「はいはーい!んじゃねー」
「ほーい」
ふぅーさてさて、んじゃま転生の申請書類から片付けますかー