表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
論理回路  作者: 野々宮晶
2/11

雲丹ガチョウ

 博士は興奮していた。三十年にも及ぶ研究の成果が、目の前に雲丹ガチョウとして表れていたのだ。雲丹ガチョウを博士は舐めていた。しかし、あっという間に一匹目は溶けて、砂になってしまった。博士はとても悲しくなったので、二匹目の雲丹ガチョウを作ることにしたのだが、材料を切らしてしまっていたので、助手をスーパーに行かせて、チョコレートと豆乳を買ってこさせた。

 大きな鍋でそれらを煮詰め、透明人間の腎臓を電卓と一緒に炒めると、雲丹ガチョウが出来上がった。博士は大喜びで、雲丹ガチョウを舐めたのだが、今度は木星になって溶けてしまった。

 博士はまた助手をスーパーに行かせることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ