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インターネット戦争
鏡の中の人間にパソコンを放り投げたら、鏡が割れてしまった。その原因を考察していたのだが、用務員に足を蹴られて、屋上から落ちてしまった。地面がどんどん近づいてきたので、僕は走馬灯を見ることにした。
サル。明太子。ルーブル。
特に思い出でもないどうでもいいことが脳味噌の表面に浮かんでは消えていった。まあ、こんなもんだろうか、と納得しかけた時には、地面に君がいた。君は僕をふんわりと受け止めて、何も言わずに帰ってしまった。僕は気味を追いかけられなかった。なぜなら、靴の裏にべったりと大量のチューインガムがくっ付いていたからだ。




