*第4話*
このごろどうもおかしい。
なにがおかしいかというと、実はこの頃よく私の体操服のズボンがよくなくなるのだ。
絶対おかしい。なにかおかしい。
なにかおか・・・・
「ふぇ~~・・・?」
「て・・・めぇぇええええ!!!人の体操服匂いでんじゃねぇよクッソ変態があああああああああああああ!!!!!!!!しねやあああああああ!!!」
「ズグブシッッッッ」
犯人は夏李だったようです。
ほんと死ねよこの変態!!
あの世へさっさと急降下しやがれ、カスが。
なぁにが「ふぇ~~・・・?」だよ。
かわいくねぇよ変態。消えろやオウフッ!
「ほんとあんたってのはさぁ、だまってりゃかっこいいのになんなの?ばかなの?くそなの?あ、変態だったね、ごめん」
「ててて・・・。あのなぁ、お前は俺をなにかと勘違いしていないか?」
「はぁ・・・?勘違いのしようがない変態じゃないの。異論はみとめないわよ」
「いや!俺には異論しかない!あのな、よくきけ!俺は、変態じゃないんだよ!」
「はぁ?じゃなんなのよ」
「俺はなぁ!!」
スーーッと息を吸い込んで、一旦「ゲホッッウエェェ・・・」とむせてから夏李は叫んだ。
「変態紳士なんだよぉおおおおおおおおおおお!!!!!」
「死ね純変態」
ずぼっと夏李にみぞうちを入れて、体操服を奪い返す。
はぁ・・・。
これ、何回洗濯しないといけないんだろうか・・・。
先が思いやられるわ・・・。
「ブグググ・・・。みぞうちするぐらいならアソコをけってほしかった・・・」
「おいこら変態。おら変態。この小説を18禁にする気か?あぁん!?」
「作者の気持ちはいってるぞオイ」
「気のせいじゃぼけが。たっく・・・夏李君もうほんと超大好きなタイプだけど、人の小説を18禁にするのやめていただきたいんだけど。まぁでもいいキャラしてるね!\^p^/」
ちょっと作者!?
普通に出てくるのやめてくれる!?
おほんっ・・・気を取り直して。
「とりあえず、そろそろその体制やめよっか」
「ん?なんで?」
その体制とは、私の目の前に正座して土下座している状態である。
「だってさ、ここ。運動場の真ん中じゃない?・・・しかも、授業中じゃない・・・」
異様な目でみられる、夏李と私だった。
くっそ・・・すべてこいつのせいだ。
とりあえず、冬になって雪がつもったら、夏李を埋めよう。
いや・・・そのまえに、土にうめてやろう。
「・・・何気に犯罪計画やめるのやめようか?」
さらっとめずらしくもさわやか笑顔でとめられたけど・・・
この衝動、おさえられないわ!!!
「おさえろぉおおおお!!」
君の声はもう聞こえない!
「・・・どこかに亡命しようかな・・・」
本気で考えてるようだった。