*第2話*
このごろいつも思う。
どうして私の隣にはいつも変態がいるんだろうか。
不思議でならない。
勉強中も、居眠り中も、登校中も。
んでもって・・・
「入浴にまでいるんだかすがああああああああああああああああああ!!!!」
平手打ち一発いれて、タオルを巻いた状態で変態主...夏李をけりとばす。
「うへへ・・・もっとやってー・・・」
「きもい!しね!」
ガタンッ
私はお風呂場のドアを一気に閉め、鍵もかけることにした。
・・・・二重ロック、つけようかな・・・、
「ふふん、ふふーん」
お風呂って良い思う。
やっぱ気持ち良いよね。
そう思いながら、ふと窓をみた...のが間違いだった。
「覗き魔しっねぇえええええええええええええ!!!!!!!!」
窓をカチ割ってそのまま夏李に蹴り一発。
ついでに手のひらを踏んでおいた。
「えへへ・・・もっと踏ん・・・」
「踏まねぇよド変態。しにやがれ」
夏李というなの変態を窓から投げ捨てて、私はお風呂をあとにした。
******
「はぁ・・・宿題か・・・だるいわー・・・」
数学の宿題が5ページというこの拷問。
あのはげじじいめ・・・うっぜえな・・・
そんなことを思っていると、ふと、洗濯物を取り込んでいないことに気づいた。
「いれないとな」
私は自分の部屋のベランダに干してある洗濯物をかごにばさばさと入れていく。
実は、私は兄と二人暮らしで、父も母もいない。
洗濯は料理は私の仕事。
まぁこの頃、兄は彼女の家に泊まったりして家にいる事が少ないけど。
全然苦でもないしな。
なんて、1人で解説している時、洗濯物に人の影が映っていた。
・・・・なんでだろうな。
なんでなんだろうな。
「なんでお前がベランダにいるんだろうなああああ?!?!?!」
引き上げてなぎ倒した。
誰かは言わなくてもわかるだろう。
あいつだ、例の変態だ。死んだらいいと思う。
あぁ、引き上げたのはさすがに死なれたら困るから。
だって私のせいで死んだら私が悪くなるじゃない?
「ということですべてお前が悪いから正座しとけ」
部屋の中に蹴り飛ばして、ロープで手を縛って正座させて足を縛る。
ついでにおひざの上に教科書も。
「ドMにいいわね」
「うへへー・・・」
「まじかよ!?」
もうこうなったらアレしかないか....
...その夜、夏李は女装させられて、写真まで撮られていた。
撮った主?もちろん私よ。
別に趣味とかじゃないけどね。
撮って弱み握ったほうがいいじゃない
「ふふっ・・・あっはは!!いつもの仕返しじゃ変態め!」
「えへっ!こういうのもいいね!」
「オウフ・・・・・だめだ、こいつの人生オワタ」
絶句する私の横で、バニーポーズを繰り出す変態の未来は一生見えないだろう。
―ある日の会話―
「ね、夏李」
「んー?」
「あんた好きな人とかいるの?」
「えっ・・・な、なにその唐突過ぎる質問は」
「いいじゃない、早く答えなさいよ」
「え・・・い、い、い、い・・・いるおっ」
「キモイ。へぇ、いるんだ。誰よ?」
「いえるか!」
「えぇ・・・私とあんたの仲じゃないの。ねぇ?(体を夏李に寄せる)」
「え、あ・・・え、えっと・・・」
「ほらぁ・・・はやく(エロボイス)」
「あ・・・えっと・・・・ムギャアアアアアア!!!!!!!(襲い掛かる)」
「アホ」
「へ・・・?(おなかの寸前に日当のこぶし)」
「かかった猛獣めえええ!!しっねええええええええええええ!!!!!!!!!」
―その日の夏李の日記―
9月25日(水)
今日は日当がエロくて萌えた。
だが、そろそろ、俺の腹筋と、脚と掌とプライドが崩れそうだ。
せめて顔面とかに直撃してほしいと思った。
誰か俺にプライドを返してください。