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グループ作り

 入学式も終わり僕らはまだ会場へ残っていた。何故なら今から試験が行われることを司会者の男が言っていたからだ。一体どのような内容の試験が行われるのかわからないが、今の僕なら試験なんて簡単に合格することができる。


「それでは俺の方から説明しよう!俺の名はドードン・アドレスだ!最初に言っておくこの試験で合格出来なかった者は退学扱いとして残念ながら学園から去ることになっているため新入生の皆さんは本気で取り組んで欲しい。俺は全員が合格できるように願っている」


 ドードン・アドレス。見た目は白髪で外見は五十代、おそらく名前からして下級貴族の者なのは伝わったが、彼がどのような人なのか、例えば剣を使うのか魔法を使うのか良く知らない。あと肝心の試験の内容はまだ知らない。


「安心しろ!試験内容については非常に簡単だ!」


 僕が思っていたことを話てくれている。


「今から最大で五人のグループを作ってもらう。そこで我々教師が作った仮のダンジョンに挑んでもらう。ダンジョン内の敵は我々が選別しているため難易度も調整している。ダンジョンの奥に進めば進むほど敵も強くなっていく。合否判定は簡単!魔力が尽きて戦闘不能になったり我々の助けが必要な程窮地に立たされた場合のみ不合格とする。合格者の中でラスボスを倒した者は理事長から特別な品を貰えるため敵を多く倒していけ!今までの話の中で質問したい人は手をあげてくれ!」


 ドードンが言い終わるとエリーが手を上げて「もし、ダンジョン内でイレギュラーが発生した場合はどうすればいいですか?」


「その心配はしなくてもいい。常に俺や警護の方々が生徒を見守っている。だから安心して敵を殲滅せよ!」


 ドードンの説明が終わると会場に残った生徒たちは五人グループを作り始めていた。


 僕も誰かに声をかけようと思ったが「リオン一緒のグループになりましょう!」とエリーから誘われた。


「ただ二人だけは、少し心配だよ」


「心配しないで、私心当たりがあるの!少しだけ待ってて!」と言うと、目的の人に真っ直ぐ走って話していた。


 ものの数秒でエリーは彼女の手を掴んで戻ってきた。


「お待たせ!仲間連れてきた」


「よろしく!」


「何で私を連れてきたの?」


「だって私たちあなたの事しか知り合いいないし。ね?リオン」


「知り合いといえる関係性ではないと思うけど…」


「え?あなたは違うよね?」


「私はあの男が言ったことが正しいと思う」


「そうなの!?」


 エリーはとても驚いていた。


 エリーの性格は変わったと思う。いや、ただ新たな環境に舞い上がっているだけかもしれない。


「まあ、僕らは困っていることは事実だ。もし良かったら一緒のグループになろう」


「別にいいけど…他のメンバーはどうするの?」


「いや僕たちは三人で行く」


「え!?」と彼女は驚いていた。


「私たちだけで?無理無理合格できないよ!」


「大丈夫!このグループには私とリオンがいるからね」


「そういうことだ。とにかく心配せずとも合格は出来るだろう。だからこそ、まず始めにお互いの自己紹介をしよう。僕はリオン・ハイランドだ。一応剣と魔法両方習っていた」


「私はエリー。リオンとは幼馴染で魔法が得意です!」


「私の名前はメラニー・クロース。剣術を習っていたわ。よろしくお願いします」


 こうして三人の自己紹介を終えた後、作戦会議をした。


 ダンジョンに入ったら前衛にメラニーとリオン後衛にエリーの配置で基本行動を行うこと。そして魔力切れにならないようにエリーが苦しくなったらリオンが後衛に行って魔法でメラニーを援助する。


 作戦会議が終わると時間になったのか会場内にポータルが出現した。


 ポータルとはダンジョン内に入るために開かれるものだ。


 普段だったらポータルの出現はランダムで、発生するため冒険者がダンジョンを見つけたら入りダンジョンを攻略する。攻略したダンジョンは自由に入る事が可能になる。


 攻略したダンジョン内に敵を配置することは危なくて出来ないし、こうして指定された時間に指定した場所にダンジョンを出現させる事が出来るのは今の僕には理解できない。理解しようと思ったらエミルやエラの論文を読まないといけないかも知れない。


 ただ、こうしてポータルを始めてみると結構入るのに勇気があるかも知れない。


 ポータルは赤と黒が混じったような色合いだ。


「それでは各々ダンジョン内に入れ!」


 ドードンの言葉で皆ポータルに入っていった。


「それじゃあ僕たちもダンジョンに行きますか!」


『おおー!!』


 エリーとメラニーの掛け声と共にポータルの中へ入った。










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