エラ師匠からの手紙
あと一ヶ月で僕も十三歳になる。
この世界に来て十三年、前世とは比べ物にならないぐらい人が出来上がっていると思う。
つい先日、エラ=フォン=サンドナーからエリーと僕宛に手紙が届いた。
手紙の内容は学校についてだった。
ーーーーー
やっほー!!!!
リオン元気にしてる?
「今、私は世のためになるか分からない研究をしていてつまらない」
まあ愚痴は、その辺にしてもし学校に行きたかったら私が貴方たちを推薦でお金とかいろんな面で援助してあげる。
エリーの手紙に詳しいことを記載しているから、もし良かったら入学する前に返事をもらえると私は嬉しい。
決してあなた達を使って出世しようかなとか有名になろうかなとか考えていないわ。
貴方の師匠のエラ=フォン=サンドナーより
手紙を読んだ感想は師匠は何も変わらずに元気にやってるようだ。
確かに僕も学校に行く年齢になる。一旦両親にこの手紙を読んでもらってから話を進めていこう。
ーーーーー
寝る前のリビングでサイモンとアンナに手紙の内容を見せた。するとサイモンが「リオンなら間違いなく奨学金も取れるし何ならトップで卒業できる」
「そうね。リオンなら間違いなく合格できると思うわ」
「お兄ちゃんならトップ狙えるよ!」
「ありがとう。じゃあ学校に行ってもいいの?」
「うん。ただしエラさんの推薦で奨学金をもらうこと」
「ええ~、何でエラの助けを得られないのいけないんだよ」
「あなた、私たち家族はお金に余裕があまりありません。なので出来るだけ節約したいの」
「そ、そうなのか。お金がなくなりそうになってきたら親に頭を下げる覚悟はないからな」
「そういえばおじいちゃんとおばあちゃんの話を聞いたことなかった気がする」
僕は、その話を聞いて二人の祖父母に会ったことがないと思ったので子供の声色で聞いていた。
「私もおじいちゃんおばあちゃんに会いたい」
「二人とも、パパが困るわ。その辺で…」
どうやらアンナの方はサイモンの家柄について詳しいらしい。
「いや、会うべきだろう。俺が間違っていた。ただし、俺とリオンだけで向かう」
「大丈夫なの?私とノーラも言った方がいいんじゃない」
「いや、あの家に家族で行くことは…」
(何だ?そんなに家族仲が悪いのか)
「私たち皆で行きましょう。私も家族を連れて実家に行きたくなったし」
「じゃあ、僕のおじいちゃんおばあちゃんに会えるってこと?」
「やったー!皆で旅行だー!」
こうして僕らハイランド家はサイモン、アンナの家族の元へ向かう事になった。
「う~ん。大丈夫かな」
一人は心配していたけど…。




