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テーマ詩集:クローゼット

赤い靴

作者: 歌川 詩季

 物語風です。

 こういうのも、もっと描きたいなぁ。

 彼女は都会に憧れて この町を出て行ったんだ



 男たちはウイスキーとギャンブルにしか興味がねえ

 こんなしけた町に用はないわと

 彼女は出て行ったんだ。小さなトランクに

 希望を詰めて しがらむ現実は置き去りに


 つかみとるまでに何人も妬んだり

 けおとしあう世界にすれて 足癖だけ悪くなる


 彼女は都会に憧れて この町を出て行ったんだ

 たどり着いたブロードウェイ その先に

 彼女の夢があったかなんて おれにはわからないけど



 女たちは洋服と噂話にしか話題がねえ

 こんなけちな町で終われないわと

 彼女は出て行ったんだ 無邪気なその目に

 希望を映し しがない現実は盲目に


 つかみとるために何人と寝たんだい?

 ののしりあう世界に触れて 口ぶりさえ悪くなる


 彼女は都会に憧れて この町を出て行ったんだ

 たどり着いたブロードウェイ その先に

 彼女の夢があったかなんて おれにはわからないけど

 彼女は都会に憧れて この町を捨ててったんだ

 できあいの赤い靴 はかされて

 彼女は都会の舞台で 死ぬまで踊り続けたんだ



 いくら懐かしんでも すり減った

 踵じゃこの町には戻れなかったんだ

 なにげに、ストーリーのある詩は、苦手だったりします。

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