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美少女精霊はキスで発情するようです

「………分からない…何も…私は…誰なの?…」


「はぁっ、やっぱりか」


少女が返した返答を聞いて、俺はそうだよなと納得した。イレギュラーなことが起きているのだから記憶喪失くらいあるだろうと思い、俺が一人で自己完結していると、彼女を置いて勝手に進めているのが

気に食わないのか、少女は俺に同じ質問をしてくる。


「私は……何者なの?」


「精霊様だよ。無を司る精霊レイアそれがアンタの名だ」


そして、主人公の相棒兼ヒロインだ。何であの場所ではなくこんな場所に居るのかは分からないが、これは好都合である。彼女は俺が寝取ると決めていたヒロインの一人なのだ。ここで上手くやれば……あんなことやこんなことをこの歳から出来る様に…ぐふふ。


「……レイア、それが私の名前?」


「あぁ、そうだ」


「レイア……私はレイア…理解した。貴方は?」


「?……あぁ名前か。俺の名前はレイク。将来世界最強になってハーレムを作るどこにでもいる普通の男の子だ」


いやぁ、決まった。くぅ、これ絶対女の子助けた時に言ったら落ちるっしょ!?だって俺イケメンだぜ?前世ならセンパー無理だけど今世ならセンパーいけるだろ。決めた、颯爽とヒロインを助けた時はこう名乗ろう。だが勇者と判明した時は普通の勇者にするか?いや、そこはあえて勇者にするか悩ましいな。


「レイア……レイク……名前……似てる」


「それは偶々だな」


「レイク……まだ私のこと知ってる?」


「あぁ、そこら辺にいる奴よりは知ってるな。何ならスリーサイズまで言えるぞ」


95.58.85のダイナマイトバディ。流石巨乳、爆乳ヒロインが好きな作者が作ったキャラクター。現実だったらここまで大きいと逆に萎えるんだが、やはり二次元の世界。幻想の力で下品に感じることはなく、性欲をめっちくちゃ高めてくる。まぁ、そうなっても今はまだ精通してないからあんまり意味ないんだけど。


「スリーサイズ?……とりあえず…それを含めて教えて欲しい」


レイアはコテンと首を傾げ何が何だか分かっていないようだが、取り敢えず自分のことを知りたいのだろう、何の躊躇もすることなく俺に構わないと言ってきた。


「教えてやっても良いけど、一つ条件がある」


俺はそう言って人さし指を立てる。


「………条件?」


レイアはまたしても首を傾げる。


「俺が知っている限りのことを教えたら、精霊契約しろ。それがお前に教える条件だ」


「精霊契約……をしたら教えてくれるの?」


「順番が入れ替わってるな…まぁ、その方が俺的には楽で良い。精霊契約について簡単に教えるとこれをすると俺は強くなれる。そしてお前も強くなる。お互いWIN-WINな関係になる契約だ」


「そういうことなら……分かった。……する」


レイアは俺の説明に何の疑問を持つことなく首を縦に振り、契約することを了承した。

こいつ前世の世界にいたら、詐欺に引っかかるタイプだな。記憶がないから仕方はないと思うが、まぁそれを利用してる俺も詐欺師か。こんなチョロい奴らばっかりなら詐欺師を目指すのもありか?いや、普通こんなチョロい奴はいないし、世界最強になってハーレムを目指すと決めたんだその夢を捨てるのはつまらない。

何てことを思いながら俺は契約をするために行動を開始する。って言っても俺は動かなくて良いんだけど。


「じゃあ、レイア……俺の唇にお前の唇を重ねろ」


「ん、分かった」


レイアはそういうと何の躊躇いもなくマウストゥマウスのキスをしてきた。俺のファーストキスが白髪爆乳美少女なのは嬉しいがなんて言うか事務的だから感動があまりないな。

と初キスに対しての感想を漏らしながらも、俺は唇から舌を這わせ、レイアの口内に侵入しディープキスをする。

くちゅ、くちゅ、と音を立てながらディープキス、エロいな。精霊契約の仕方が体液の交換なため基本こうやって契約をするのだが普通に考えて別にキスじゃなくても良いのにな。

そんなことを考えていると、手の甲に白い紋章が浮かび上がった。

契約は完了したので俺は唇を離そうとした。いや本音で言えばずっとしてたいんだよ?こんな美少女とのディープキス前世ならあり得ないことだ。ただ息が苦しい、早く離れないと意識がやばい。

だが、離れようとした俺をレイアが両手で頰を抑え貪るように舌で俺の口内を蹂躙してくる。

レイアの顔を見ると何故か、少し熱っぽく瞳が潤んでいた。あれ?これ発情してませんか。レイアさん。そういう状態になるのはもう少し先にして貰わんと困るというか。受けになる趣味はないんで自分、やるなら自分で攻めたい。あっ……クソッ余計なこと考えてたら……マジで意識がと…ぎ…れ………る…………………………。


「これ…好き私…もっとしたい……」


レイアから告げられた残酷な宣言を聞いて俺はおわったな、と思うのだった。


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