将来爆乳聖女との出会い
レイアと契約してから、数ヶ月が経ち四歳になった。レイクは様々なスキルを獲得した。主に夜戦の。理由は原作では分からなかったレイアの欲求は化け物レベルで、レイクが初めて胸を揉んだ日から「身体が……変……ムズムズする」と言われ胸を揉むようになり、そこからさらに欲求はエスカレートしていき最後まで行くようになった。だって、防音魔法を覚えてたらやるしかないじゃん。
最初の方は負けっぱなしだったレイクは、スキルを手に入れてから立場が逆転し、今では寝取り勇者の名に恥じぬ立派な男になった。
「気持ち……いい♡、レイクと寝るの……最高♡」
「俺もレイアの抱き心地がいいから、ずっと出来る」
「じゃあ…もう一回する?」
「もちろん!死ぬくらいまで飛ばしてやるよ」
こんな感じで真夜中から明け方まで盛っているため、レイクの身長はあまり伸びていない。それに引き換え息子の方はかなり成長したが。もう既に前世の平均サイズより少しだけ大きいくらいだ、このまま行くとアナコンダレベルになるのではないかと思ってしまう。
流石にそのレベルは戦闘に支障が出そうなので、やめて欲しいが。
レイクは四歳になったことで親から村の中なら自由に遊びに行っていい許可をもらった。
と言っても、レイクは朝の日課であるLevel上げは継続して、秘密裏にしていたのであまり関係ない。
だが、これで堂々とヒロイン達に絡みに行けるようになったためレイクは外出許可が出た時はかなり喜んだ。
「やったーーー!友達が作れるぞ!」
「レイクがそんなに喜んでくれると思わなかった。沢山友達を作るんだぞ!」
「えぇ、レイク男友達だけじゃなく女友達も作るのよ?」
と両親は飛び跳ねて純粋に喜んでいる息子を見て、柔らかな視線を送っていた。
息子が
(どっちの女から攻略しようかなー)
などと考えているとは知らずに。
◇
「さてと、狙うとは決めたものの、彼女の家がどこにあるのかわからないんだよな」
レイクはさっそく外に出て、ヒロインの攻略に乗り出したのだが彼女がどこの家で生まれているのか何て原作に書かれていないので捜査は難航中だ。
『レイク……外で…やらない…?』
「お前本当淫獣になったよな……やらない。やるなら母さん達が寝静まってからだ」
『ムゥゥ…レイクがそういうなら我慢する』
何て、明らかに四歳児と精霊が絶対することないような会話をしながら村の中を歩き回った。
粗方、行ったことのある場所に向かったのだが、彼女の姿が見えない。
(美人なんだから目を引くと思うんだけど)
という安易な考えでは上手くいかないなと思っていると、自分と同じくらいの子供が何人かで固まっているのが見えた。
レイクは自然とそちらに足が向き、その集団に近づいていった。
「お前、一人で花なんて見てても楽しくないだろ!俺様が一緒に遊んでやる」
「せっかくアストロ君が、誘ってくれてるんだ。こいよお前」
「花なんて見て何が面白いんだ!」
「や、やめて!お花さん達が……妖精さんが大好きなお花さんが」
女の子は男の子達によって踏み荒らされている、花を涙を流しながら見ている。
「妖精?そんな設定あったか?」
とアストロと呼ばれた子供は首を傾げていた。それと同時にレイクも内心首を傾げた。
(妖精が見えるキャラなんて居ない、いや、彼女なら見えるかもしれない。なら俺のすることは決まったな)
レイクは虐められている女の子を庇うように間に立ち、こう言った。
「おい、お前らレディには優しくしろってママに習わなかったか?レディを虐めるようなクソガキは俺がしつけてやるよ」
『かっこいい…レイク…決まってるよ…』
「ふっ…」
(ありがとう、レイアこれで滑ったとしても全然恥ずかしくないわ。マジ感謝)
カッコよく登場したレイクだが内心誰にも反応されないとかだと恥ずかしいので、本当にレイアには救われた。今夜は一層激しくなりそうだ。
「お前は、まさかレイクか?」
「あっ…違いますけど?そんなのどうでもいいんだよ。クソガキそんなだから童貞なんだよお前は」
「この年だったら普通だろ!?」
「そんな細かいことはいいんだよ、とりあえず寄ってたかって女を苛めるのはやめろ。胸糞悪い、女の気を引きたかったらもっと別の方法を考えるんだな」
「チッ!知るか!?俺は主人公だぞ!俺が世界の中心だ!邪魔すんじゃねぇ」
と訳の分からないことを言っている大将気取りのガキは俺に向かって殴りかかってきた。