そい!JOY!!
ツ「この前、蝶々を見て思ったんだけど、アレって遊び用が無いよな」
ボ「なんのサイコパス質問だ?」
ツ「てふてふって捕まえても逃がすしかなくない?」
ボ「一呼吸でなんなん?ボケなん?」
ツ「どういうつもりで~そんなこと言ってるか~、わからないけどボケじゃない」
ボ「そい!ジョイ!!すれば可能性は無限大、開けたらサイコ・アイ・キャン・ストップだよ?」
ツ「ソイジョイってどういうことだよ」
ボ「仕方ないな、ちょっとやってみようか」
両掌を重ね、影絵の鳩かカニか、中間のよくわからない動きをしている。
ツ「鳩なんカニなん?なんなんなん?」
ボ「蝶」
ツ「蝶!!みえんな~」
ボ「こう蝶々が飛んでるだろう、その羽が開き切ったところを~」
ツ「ところを?」
ボ「そい!ってと掴んで!!」【両手で羽を掴む】
ジャンピング二―に蝶を叩き付けながら
ボ「ジョョョォォォォイ!!!!」【砕け散る蝶】
ツ「散ったぁぁぁぁぁ…さくらよりちったぁぁぁぁぁぁ!!!」
ボ「こんな感じで勢いよくソイしてジョイすれば、キミもタイガーさ!!」
ツ「虎じゃねぇけどな!!」
ボ「ほら見てごらん、黒いズボンの膝の所に、蝶の形で鱗粉が付いているよ」
ツ「こぇぇぇぇえ!俺ならそのズボン二度とはけねぇぇぇえ!!!」
ボ「まあ、虫だとこんな感じだけど、ラーメンとかでも…」
ツ「ソォォイ!って言いながら、頭にかぶせる気だな!!!」
ボ「なぜボケ予想する。。ともかく、熱いからフチをこうやって両方から挟むように持つだろ?」
ツ「うんそれで?」
ボ「こうやって胸の高さでかまえて…ソイ!!」
ジャンピング二―をラーメンに叩き付けながら宙でのけ反る。
ボ「ジョョょょょょょょょょょょョぉぉぉぉぉぉぉぉぉォォォイ!!!」
ツ「ああぁぁああ!陶芸家でも思いつかない割り方!!」
ボ「…陶芸家は売った陶器は割らんだろ」
ツ「そして縮れメンが程よく膝に絡みいているぅぅぅう!!」
ボ「俺のヒザスープじゃないから」
ツ「……でも肝心のスープはイマイチだな」【首を傾げる】
ボ「別に喰ってねぇぇぇよ!!!」
ツ「つーか膝蹴りしたいだけだろがぁぁぁぁぁぁい!!」
ボ「スープで膝の蝶も消えちゃったよ」
ツ「やっぱ、てふてふって捕まえても逃がすしかなくない?」
ボ「俺のソイジョイは!?」
ツ「あれはほぼ、膝を通過して乱暴に逃がしただけじゃん!!」
ボ「ラーメンは逃げてないだろう」
ツ「羅―――麺はッッッ!蝶ではないなぁぁぁあ!!!」
ボ「陶芸家でも思いつかない割り方って言ってたじゃん!!」
ツ「器も蝶じゃないし!」
ボ「そんな!焼き物を割るのは勇者と陶芸家の専売特許だとでもいうのかよ!!!」
ツ「それ言うならスープに絡むのは麺の専売特許だろ!膝にからましてんじゃねぇよ!!」
ボ「うるせぇぇぇええ!!ソイ!!!」
膝蹴りをツッコミにぶっこむ
ツ「ジョョョッッッォォォォイ!!!」
ボ「どう?」
ツ「物理的に…もう…やっとれ・・・」【がっくり】
ボ「ソイジョォォォォォォオイ!!」
二人『どうもありがとうございました~』