ラブパワーに出来ぬこと無し
お互いを知らしめあい・・・・
喜び楽しみあい・・・
抱きたるメイは弾む声で
「そうと決まれば」
「テッド見て欲しいものがあるの」
メイの手には宇宙船だろう。
美しい流線形の船体。
「スラスターは?」
「スーツと同じ翼よ」
「攻撃も?」
「防御は翼を防壁に回し」
「攻撃は圧を使うわ」
「防御も圧で良くない?」
「テッドが居れば」
「出来たかもね」
「あ」
「そうか未だ俺だけ」
「残念そうね」
「テッド以外にはいないわ」
「次の時のお楽しみね」
「ああ参加出来なくて残念」
俺ガックシ
「名前は?」
メイは口を開こうとし
悩み始める
「・・・・・・・」
沈黙後口を開く
メイははっちゃけメイに
「組織名と一緒に考えましょう!」
右手に握りこぶしを作り
「船体色はグレー!」
ガッツポーズ
「目的はズバリ!」
有無を言わせぬ迫力で
「テッド奪取!!」
「でしたー!!!」
メイは手を下ろし
ほんのり頬染め恥ずかし気に・・・
やっちゃたー感を滲ませて
俺は適当に・・・・
「何時出来上がり予定?」
「昨日よ」
「待ってたのかな?」
「ジェナは待ってたのかもね」
「乗りたかったのかな?」
メイさーん鬼神はかんべんね・・・
「テッドを振り回したいだけよ」
「罪悪感を植え込み」
「探す様に仕向けた」
「ゴメンね」
「メイ」
「良いわよ」
「正し皆にテッドが伝えて」
「うん」
「分かってる」
「皆の前でヘブンにジェナに会いたいと」
「伝えてお願いする」
「ヘブン何処にあるの」
「不明ね」
「どう行く予定だったの」
「ラブテッドパワーに」
「出来ぬこと無し!」
自信溢れる良い笑顔でガッポーズで・・・
俺は芽衣を強く抱き絞め
「そんなに」
「俺うれしいよ」
メイはうっとりと頬を染め
艶やかな声色で
「なら」
「証明してテッド」
俺は勿論と答え・・・・・・・・
お読み頂き有難う御座います。