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サンダークレイジーデッド  作者: ウドン9191
10/27

ぬくもり


 メイは艶やかに・・・・・

和服を整え・・・・


 「で」

俺は茫然と

「凄かった」

メイは微笑み

「満足かしら」

「でも残念」

「終わりじゃないわよ」

「え」

メイは艶やかににやりと

「だって本物」

「見せたこと無いでしょ♪」

「うん」

「そうだね」

俺を見つめ微笑むメイは


 整え終え・・・・

艶やかな所作で座り・・・


 「さ」

膝枕の許可を出して来る


 微笑み合い・・・・

俺は伝える

「あれだね」

メイも同意と頷き

「風とか」

「緑ものが先かな」

メイは見回し

「白だと殺風景で情緒が無いわね」

と不満顔



 「でさ」

「誰が倉庫に来れなかった」

「ジェナ一人よ」

「やっぱり」

メイは無表情に

「テッド」

「気付いてる」

「何を?」

「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「メイ俺が先行で」

メイは頷く


 「此処の敵はジェナだった」

メイは無表情のまま頷く

「理由は不明」

「空島のエナジーの源のナッシングを」

「自分の身を使い増殖させ」

「倉庫に皆を纏めて閉じ込めて」

「何かをしていた」

「何か不明」

メイは頷く

「成功と仮定して話すよ」

「適当な空島にちょかいだして」

「おびき出して」

「俺を目覚めさせる」

「俺と相対し」

「気付いて欲しかったのかな」

「俺は彼女の最後の願い気が付かずに」

「消しちゃた」

「気付いてあげられば」

「優先すべきを出来なかった」

「彼女はジェナはそこにいた」

白さえ埋め尽くす黒が闇が知考をクリアにさせ・・・

「俺の愛した」

「良く一緒に居た」

「此処のジェナを」

「俺は無造作に作業で消した」

「俺は醜い姿」

「にただ・・・・・・」

「ストップ」

メイストップはいりましたぁぁぁ



 俺はキョトンとメイを見つめる

「なに?」

メイは表情は焦りで満たされている

「どうして」


 なぜかわらうおれいみがわからない

「ジェナだと」

「いいタイミングでね」

「俺にだけ聞こえる様に」

「SFアニメとかで出てくる」

「板状の記録装置から」

「ジェナの声でね」

「で」

「気が付いた」

「ジェナの遊びだと」

「後の祭り」

「消してた其の時には」


 不意に怒りが溢れる

「此処のジェナはどうして」

「従った」

「ヘブンのジェナはどう脅した」

「其れとも別の」

「きっと此処のジェナは考えた末に」

「俺は・・・・・」


 おれはきしんを見た・・・・・


 「く・・くくくくく」

メイの恐ろしいわらいこえ地の底より響く様で

表情は無表情・・・・・



 ぴたっとわらいは止まる

「てっどー」

メイは呼ぶ俺を

ひいい逃げられない

肩に手がおかれ

けど俺の力なら振りほどけないのはおかしい

ああ此処は知恵の間メイに主導権がぁぁぁぁ

「此処もヘブンの」

うんきくからぁぁぁぁ

スマイルでぇぇぇぇ

「ジェナも同じよ」

願いが通じメイはにっこりと

けどこわいぃぃぃぃぃ

「同じなのぉぉぉぉ」

「あのあまぁぁぁぁ」

「てぇぇぇどぉぉぉぉ」



 メイは俺を見つめ何度か瞬きし

「ゴメンね」

シュンとする

「アレはね」

「テッドを操るの」

「良いように弄び」

「手放さない」


 メイは悲しそうに辛そうに・・・

けど無視し俺は意を決して伝える・・・


 「俺に良くしてくれるのは」

「誰の命?」

 

 メイは笑うにっこりと嬉し気に

胸を張り誇らしげに

「私の命」

「内から溢れ出す思い」

「テッドの居ない」

「時私達がどれ程」

「ヘブンを憎んだか分からないでしょうね」

「テッドには」

「だって会ったら霧散しちゃてたから」

「伝えようもない」


 俺は・・・・・・

だから笑えているのだと・・・・・


 「ありがとう」

俺はお礼を述べ

「居てくれて」


 俺から涙があふれだす・・・・・

「私もありがとう」

「テッド居てくれて」


 泣きじゃくる俺を・・・

優しくメイは包んでくれる・・・・


 其れは木陰のぬくもり・・・


 いや違う・・・


 きっと其れより尊い・・・

人が触れ合い訪れる・・・・

心穏やかな深淵のぬくもりに似て・・・・・



 いつまでも・・・・・



お読み頂き有難う御座います。

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